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カテゴリー「アサリの産地偽装」の11件の記事

November 10, 2005

出雲産じゃなかった?アサリ業者に是正を指示

不適正な原産地表示 アサリ業者に是正を指示

農林水産省は9日、JAS法に違反する不適正な原産地表示でアサリを販売していたとして、広島県尾道市の水産物加工販売会社「クニヒロ」と金沢市の生協「コープ北陸」に対し、是正を指示した。

 農水省によると、クニヒロは02年5月から3年間、中国や韓国、熊本県、愛知県などを原産地とするアサリのパック商品約80トンを、「出雲産(養殖)」と表示してコープ北陸に販売。コープ北陸は、パックの表示を変えずに、会員に売っていた。

 「国内の産地及び中国・韓国産の原貝を島根で養殖した」と記したチラシを会員に別に送っており、クニヒロやコープ北陸は「表示に問題はない」と考えていたとしている。(朝日新聞)


クニヒロ株式会社におけるアサリの不適正表示に対する措置について(農林水産省)

クニヒロ株式会社(以下「クニヒロ」という。)が販売したアサリの表示について調査を実施した結果、クニヒロは、中国や韓国、国内のその他の産地等を原産地とする出雲産でないアサリのパック商品に「出雲産(養殖)」と表示されているのを承知の上で、送り状にも「出雲産あさり」と表示して販売していたことを確認しました。
このことは、JAS法に基づく生鮮食品品質表示基準に違反する行為であるため、本日、クニヒロに対して、JAS法第19条の9第1項の規定に基づく指示を行いました。

コープ北陸事業連合(11月10日この件に関する記載はない)
クニヒロ株式会社(11月10日この件に関する記載はない)

アサリを中国や韓国、熊本県、愛知県などで育てた期間の方が、島根県で育てた期間より長かったってことなのかな?、それとも島根県では全く養殖してなかったのでしょうか?
農林水産省の文章からはどちらかハッキリ判らないですね。

May 31, 2005

東北8業者がアサリの産地を不正表示

アサリ産地 東北8業者が不正表示 農水省が指導

 北朝鮮や中国から輸入されたアサリが国内産として出回った問題で、農水省は27日、東北地方の小売り5業者と仲買など中間流通の2業者が、産地を適正表示していなかったとして、文書で改善を指導した。中間流通の1業者には口頭で指導した。同省はさらに中間流通の8業者について改善を指導する方向で検討している。  農水省は東北の174店で販売された211品を対象に、店頭で産地表示を調査。仲買業者など中間流通65業者が扱った計149品について、流通の実態を追跡調査した。  この結果、小売り5業者が外国産を国内産アサリと偽って販売していたことが判明。中間流通業者では、3業者の3品は産地表示が伝票と異なり、8業者の15品は産地表示そのものがなかったことが分かった。  店頭で調べた211品のうち、外国産の表示は中国産44品、韓国産3品で北朝鮮は一つもなかった。中間流通業者が扱った149品のうち、外国産は中国産の21品だけだった。  農水省は1月中旬、アサリの産地表示調査に着手。これまでに福岡県の輸入業者と佐賀、熊本県の小売業者の計5業者が、北朝鮮産や中国産アサリを「熊本産」と偽り、販売したことが判明。JAS(日本農林規格)法に基づく改善を指示し、業者名を公表した。(河北新報)

なんと言うか見事なまでに北朝鮮産のアサリは姿を消しましたね。

そして気になるのが、アサリの原産地表示の根拠確認状況(4月末まで)について(農林水産省)の内容です。
措置検討中のものが小売店で6件、中間流通業者で65件もあります。
今後の調査の結果次第では悪質な業者とかも出てきそうです。

April 22, 2005

北朝鮮アサリの産地偽装で3社に是正指示

北朝鮮アサリの産地を偽装 福岡などの3社に是正指示

 北朝鮮産のアサリを中国産などと偽って販売したとして福岡県と熊本県は20日、両県内の卸売業者計3社に、日本農林規格(JAS)法に基づき不適正表示を是正するよう指示した。  福岡県内の業者は、柳川市の荒巻健二郎氏が経営する「マルトク」。県の調べに対し、昨年1年間、北朝鮮産の一部を中国産と表示、販売していたと認めた。マルトクは共同通信に「北朝鮮産と知っていたが、中国産も仕入れていたので中国産とした」と、偽装を認めていた。  熊本県内の業者はいずれも熊本市内の「本地水産」(橋本俊義社長)と「西山水産」(西山清一社長)。本地水産は昨年1月から今年2月まで、北朝鮮産を中国産や有明産と表示していた。西山水産は昨年11月から12月まで、中国産を有明産と口頭で伝えて販売していた。 (共同通信)

北朝鮮産アサリの8割が山口県下関港に輸入されるといわれています。
その中でも有明海にある畜養場に流れていった分が有明産にバケタようですね。

April 16, 2005

北朝鮮産アサリが国産になった過程が判明

北朝鮮産アサリ、5業者転々「国産」に…適正表示要請

 北朝鮮産アサリの産地不正表示問題で、農林水産省が九州の2業者に改善を指示したアサリは、輸入後の流通過程で五つの業者を経由する間に、産地表示が中国産から無表示、さらに国産へと変わっていったことが、同省の調査や関係者の話で分かった。  北朝鮮産アサリについては、昨年1年間で約3万2000トンが輸入されながら、店頭などで「北朝鮮産」がほとんど見られない状況が続いている。同省は、全国で貝類の流通や小売りにかかわっている19の業界団体に対し、輸入アサリの産地の適正表示を要請した。  農水省は1月からアサリの産地表示調査を全国で実施。福岡県久留米市の小売店で「熊本産砂ヌキアサリ」と表示された産地不明のアサリが見つかったことから、同省が流通ルートをさかのぼって調べた。  その結果、問題のアサリは、民間輸入業者「福岡県魚市場」(福岡市)が北朝鮮から中国の業者を介して輸入、2月までの約1年2か月間に計約8000トンを仕入れ、うち1000トン余が卸売業者(福岡県)に販売されたことが分かった。  その際、「海州(ヘジュ)」など北朝鮮の地名が産地として表示されていたが、卸売業者は、鮮度回復や出荷調整を行う蓄養業者(同)に対し、これを「中国産」として引き渡していたことも判明した。  アサリはその後、蓄養業者から産地表示のない状態で別の卸売業者(同)に渡り、さらに複数の小売業者に販売された。  このうち久留米市の小売店を経営する「あんくるふじや」(佐賀市)が、一部の中国産アサリとともに計1280キロを「熊本産」として売っていた。日本農林規格法(JAS法)に基づく適正な国名表記は、どの過程にも見られなかった。  福岡県魚市場は、読売新聞の取材に「北朝鮮産アサリに関しては、地名を表示して商談をしている。国名を併記すべきだったが、(北朝鮮産であることを)隠してはいない」と説明。  同社からアサリを買った卸売業者は、農水省などの調査に「北朝鮮産と思ったが、納入先の蓄養業者に中国産とするよう言われた」と話し、蓄養業者は「中国産と思った」と説明しているという。  また、蓄養業者から仕入れた卸売業者は取材に対し、「中国産として売った」と話すが、この業者からアサリを仕入れたあんくるふじやは、「仕入れの時に『中国産だが、熊本県で養殖したから熊本産でいい』と説明され、信じた」と話し、説明は食い違っている。  こうした流れに対し、東京・築地市場の卸売業者は「原産国名の表記がない時点でおかしいと思うべきだ。取引全体がずさんだ」と指摘している。同省は1日、福岡県魚市場とあんくるふじやに改善を指示した。  北朝鮮産アサリは、輸入後に複数の卸売業者が介在したり、出荷調整などで国内の干潟にいったん蓄養したりするなど、今回のような流通ルートをたどることが多く、不正表示がどの段階で行われたかは把握しづらい。  アサリの昨年の全輸入量のうち「福岡県魚市場」が輸入したのは約2割で、今回判明したルートは一部に過ぎないのが実情だ。  ◆アサリの産地表示調査=農水省が全国の約1300の小売店で1月15日から実施。約1700の商品について、仕入れ伝票と突き合わせるなどして、アサリの産地表示が適正かどうかを調べた。その結果、アサリの国内消費量の約4割を占めるはずの北朝鮮産アサリと表示されたものは、2商品しか見つからなかった。 (読売新聞)

なんというか、誰が悪いかと言えば全員悪いですね。
お互いに罪をなすり付けてると言うか・・・
今回は話題の北朝鮮産って事で大きく報道にも取り上げられ、農林水産省も詳しく調査をしましたが、ほとぼりが冷めると中国産などを国産として産地偽装する業者もあるかもしれませんね。

April 13, 2005

貝類の産地表示の適正化の推進を要請

アサリ産地偽装適正化推進要請 農水省

 北朝鮮産アサリが国内産と偽って出回っている問題で、農水省は十二日、全国漁業協同組合連合会や全国中央卸売市場協会、日本スーパーマーケット協会など十九の生産・流通・小売りの関係団体と都道府県に対して、貝類の原産地表示の適正化を推進するよう文書で要請した。  文書は原産地表示について「国産品は水域名または都道府県名の表示が、輸入品は原産国名の表示が義務付けられている」と説明し、「アサリの表示実態調査を行ったところ、不適切な事例が確認されており、消費者の信頼を揺るがしかねない」などと指摘。「法令順守の意識の浸透を」と呼びかけている。  この問題をめぐっては農水省は一月中旬から全国調査に乗り出し、今月一日には、不正表示をしていたとして福岡市の輸入業者と佐賀市の小売業者の業者名を公表し、改善を指示している。 (西日本新聞)

貝類の原産地表示の適正化の推進について

貝類の原産地表示の適正化の推進について
 このことについて、下記のとおり文書を発出しましたのでお知らせします。

件名 貝類の原産地表示の適正化の推進について
発出者 農林水産省消費・安全局表示・規格課長、同総合食料局流通課長、水産庁漁政部企画課長、同漁政部加工流通課長
発出先 全国漁業協同組合連合会代表理事会長、社団法人日本水産物貿易協会会長、全国中央卸売市場協会会長、全国卸売市場対策協議会世話人総代、全国公設地方卸売市場協議会会長、全国第3セクター市場連絡協議会会長、社団法人全国中央市場水産卸協会会長、全国魚卸売市場連合会会長、全国水産物卸組合連合会会長、全国水産物商業協同組合連合会会長、日本チェーンストア協会会長、日本スーパーマーケット協会会長、日本百貨店協会会長、社団法人日本セルフ・サービス協会会長、社団法人全国スーパーマーケット協会理事長、社団法人日本フランチャイズチェーン協会会長、社団法人日本ボランタリーチェーン協会会長、全日本スーパーギルド商業協同組合連合会会長、全日食チェーン商業協同組合連合会会長、47都道府県水産担当
発出年月日 平成17年4月12日
内容等 別添のとおり
(農林水産省プレスリリース)

別添

貝類の原産地表示の適正化の推進について

 日頃より、水産物の適正表示の推進に御協力いただき感謝申し上げます。
さて、生鮮水産物につきましては、御承知のとおり、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(昭和25年法律第175号。以下「JAS法」という。)第19条の8第1項に基づき定められた生鮮食品品質表示基準(平成12年3月31日農林水産省告示第514号)により、小売販売業者及び流通業者等に対し、国産品にあっては水域名又は主たる養殖場が属する都道府県名の表示が、輸入品にあっては原産国名の表示が義務付けられています(参考1[PDF]参照)。
 今般、小売店及び中間流通業者等のアサリ取扱業者を対象にアサリの表示実態調査を行ったところ、原産地を誤った表示方法で表示していた事例、原産地を表示して伝達することなく口頭でのみ伝達している事例、根拠に基づかない原産地名を表示していた事例等の不適正な事例が確認されており、これらの行為はJAS法の規定に違反するのみならず、貝類を始めとする食品の表示に対する消費者の信頼を揺るがしかねないものであり、非常に残念な事態と言わざるを得ません。
 アサリの原産地表示については、国産のものについては採捕された地域を、輸入されたものについては採捕された国を原産地として表示する必要があります。
 また、輸入したアサリを国内で2,3か月蓄養しても国内の生育期間より外国での採捕前の生育期間の方が明らかに長いことから、原産地表示の基本的な考え方によれば、輸入前に採捕された国が原産国となります(参考2[PDF]参照)。改正JAS法Q&Aにおいても、輸入したアサリを国内で蓄養した場合に、原産地は輸出国となることが明記されております(参考3[PDF]参照)。
 食品表示は、消費者が商品選択を行う際のよりどころとなるものであり、消費者のし好に合わせて食品の種類が増え、生産・流通も広域化している現状を踏まえれば、食品事業者自らが適正な表示に取り組むことはますます重要になってきております。
 農林水産省としては、今後とも、食品表示の監視・指導を徹底していくこととしておりますが、水産物の流通に携わる貴会[貴都道府県所管団体]におかれましても、貝類に係るJAS法を始めとする表示関係法令の内容について、今一度、会員に対し、周知徹底を行い、法令遵守の意識の浸透を徹底するとともに、卸売市場においては、「第8次卸売市場整備基本方針」(平成16年10月1日農林水産大臣策定・公表)に、原産地表示の徹底等により公正な取引を推進する旨明記されているとおり、今後、消費者に対する水産物の流通に関する情報の開示に積極的に取り組まれるよう、会員に対する特段の御指導をお願いいたします。
※別記3から10までのあて先にあっては、下線部分を追加。

農林水産省から出た文章は、別添と参考1~3を合わせて読んでもらうと、どこの部分が違反なのか判りやすいと思います。
貝類の産地表示の適正化と言っていますが、別添の文章からはアサリをターゲットにした要請だとわかります。
貝類では、カキも韓国産を国内産と産地偽装されている可能性が指摘されていますが、そっちにも力を入れて欲しいところです。

April 12, 2005

北朝鮮からの輸入が激減

北朝鮮産が10分の1に アサリの輸入、2月激減

 農水省の常田享詳副大臣は7日、北朝鮮産アサリの今年2月の輸入量が原産地表示の厳格化などを背景に、前年同月の10分の1程度に激減していることを副大臣会議で報告した。ただ副大臣は「築地市場のアサリの価格は上昇してない」と指摘、今後の価格動向を注視していく考えを示した。  財務省の貿易統計によると、2月の北朝鮮産アサリの輸入量は約235トンと、前年同月比で91%の大幅減少。北朝鮮産を国産と偽装表示しているとの指摘を受け、農水省が1月以降、原産地表示の調査を開始したことから、業者が輸入を抑えたことが響いたとみられる。 (共同通信)

以前の記事北朝鮮産アサリを不正表示に出てきた福岡県魚市場(株)さんのホームページに● アサリの不適正表示に対する行政処置について を発見。

● アサリの不適正表示に対する行政処置について
 農水省より弊社に対し、JAS法に基づく「生鮮食品品質表示基準に違反する原産地表示」をおこなったとして指導がありました件について、ご説明させていただきます。
 指導がありましたのは、弊社が北朝鮮および中国から輸入したアサリ(原料ベース)を貝類専門問屋および貝類加工業者に販売する際、原産国名ではなく、「海州産」「南浦産」(北朝鮮の産地名)・「大連産」「丹東産」(中国の産地名)等、地域名のみを表示して販売をおこなっていたことに対する指導であります。
 JAS法では国産品については水域または地域名(都道府県名)を表示し、輸入品については原産国名を表示するように定められておりますが、原産国が同じでも生産された地域によって品質が違い販売価格が異なるため、本来であれば原産国名と地域名を併記すべきところを、誤って地域名のみの表示としてしまったことが、今回の指導を受けた原因であります。
 弊社としては、取扱商品が北朝鮮産あるいは中国産であることを隠すつもりは無く、弊社の広報誌には「北朝鮮(海州産・南浦産)、中国(大連産・丹東産)」のアサリを取り扱っていることも明記して取引先に配布しておりました。
 尚、昨今の外交上のトラブルによる国民感情を考慮し、既に平成17年2月5日以降は北朝鮮産のアサリの取り扱いは停止しております。
 今後、原産国名の記述漏れが発生しないよう、弊社が取り扱う全ての商品について確認をおこない、また内部チェック体制の構築に努めたいと思います。
 今回の指導に伴い、JAS法違反の表示をおこなったことと、お騒がせした件につきまして、深くお詫び申し上げます。
平成17年4月4日
代表取締役 社長  境 章吾

福岡県のスーパーで熊本産として売られていた事に関する記述はないので、この文面からだとアサリを販売したスーパーが北朝鮮産と知りながら熊本産と表示して売ったって事なのでしょうか。
スーパーのホームページには、この件について何も書いてないので本当の所はどうだったのかわからないです。
あと、外交上のトラブルによる国民感情を考慮し取扱いをやめているとありますが、共同通信の記事にあるように農水省が産地確認の徹底を始めたからって理由の方があってるんじゃないかと思いました。

April 01, 2005

北朝鮮産アサリを不正表示

@nifty:NEWS@nifty:北朝鮮産アサリを不正表示(共同通信)

北朝鮮産アサリが福岡県のスーパーで熊本産として売られていたことが分かり、農水省は1日、アサリを輸入した「福岡県魚市場」(福岡市)と販売した「あんくるふじや」(佐賀市)の2業者に日本農林規格(JAS)法に基づき再発防止を指示した。北朝鮮産アサリが国産として売られている実態が明らかになったのは初めて。(共同通信)

ホームページにこの件の記載はない
福岡県魚市場
あんくるふじや

今まで疑惑はありましたが、今回初めて、北朝鮮産アサリが国産として売られていたのが確認されました。
北朝鮮産アサリの輸入量を考えると、もっと多くの業者の名前が出てくるかもしれません。

March 22, 2005

北朝鮮産あさりの産地偽装3

アサリの原産地表示の根拠確認状況について(第2回中間報告)農林水産省プレスリリース

※1) 不適正表示のあったものの内訳について 1. 小売店舗(一般調査)における不適正な表示38商品(2.2%)(38店舗)の内訳は、原産地表示の欠落が29商品(29店舗)、表示と伝票等の不一致が6商品(6店舗)、不適正な原産地の表示3商品(3店舗)であった。 2. 遡及調査における不適正な表示30商品(4.7%)(19事業所)の内訳は、原産地表示の欠落が16商品(9事業所)、表示と伝票等の不一致が14商品(10事業所)であった。

 ※2) 原産地として外国名が表示されていた国別の内訳について
1. 小売店舗(一般調査)においては、中国357商品、韓国35商品、北朝鮮2商品、その他2商品であった。
2. 中間流通業者(一般調査)においては、中国25商品、韓国14商品、北朝鮮6商品であった。
3. 遡及調査においては、中国148商品、韓国28商品、北朝鮮6商品、その他1商品であった。


北朝鮮産の偽装、確認できず=アサリ原産地調査で農水省

 農水省は18日、アサリの原産地表示に関する2回目の中間調査結果を発表した。商品2511点のうち、日本農林規格(JAS)法違反となる産地の不適正表示が68点あったが、北朝鮮産のアサリを偽装表示した例は確認できなかった。また、JAS法違反ではないものの、産地表示の根拠が確認できなかった商品が115点見つかり、遡及(そきゅう)調査を続けている。不適正表示を行った57店舗・事業所には文書などによる改善指導を順次実施している。
(時事通信)

なかなか調査が難しいみたいですね。

February 18, 2005

北朝鮮産あさりの産地偽装3

アサリの原産地表示の根拠確認状況について(1月下期分(中間報告))農林水産省

農林水産省では、全国の小売店舗で販売されている生鮮食品の品質表示について、表示が適切に行われているかを恒常的に調査しています。
 また、今年度から、小売店舗が適切な表示を行うためには、中間流通業者による小売店舗に対する適切な情報伝達が必要不可欠であることから、中間流通業者が小売店舗に対して行っている表示の状況について調査を実施しています。
 今般、アサリの原産地表示に関して社会的関心が高いことから、1月15日から当分の間、小売店舗及び中間流通業者の調査において、アサリの原産地表示の根拠調査を、実施することとしました。
 本調査について、とりあえず平成17年1月末までの調査状況を、下記のとおり取りまとめましたので、公表します。
 なお、1月に調査した小売店舗等に関してその仕入先への遡及調査を現在実施中であり、また、2月も小売店舗等の調査を引き続き行っていることを申し添えます。

北朝鮮産アサリはどこに?=原産地調査、判明3点のみ-農水省

 北朝鮮からの輸入アサリが国内産として流通している疑いが浮上した問題で、農水省は16日、アサリの原産地表示に関する中間調査結果を発表した。それによると、調査した941点の商品のうち、北朝鮮産と表示された商品は卸売業者に3点あっただけ。小売り段階ではゼロで、偽装表示も見つからなかった。
 貿易統計などによると、北朝鮮からのアサリ輸入量は2003年で約3万2000トン。国内消費の約40%は北朝鮮産が占めると推計され、原産地の表示義務がない食品加工業者や外食産業に納入されている可能性が大きい。 
(時事通信)

北朝鮮産表示のアサリなし 農水省、偽装調査へ

 北朝鮮や中国産のアサリが国内産として出回っているとされる問題で、農水省が店頭などで緊急の表示調査をした結果、国内産と表示されたアサリが圧倒的に多く、外国産と表示していても輸入量の最も多いはずの北朝鮮産がほとんどないなど不自然な点が目立つことが16日、分かった。
 水産庁によると、国内で流通するアサリは年間約9万トン。輸入が6割で、北朝鮮からの輸入はこのうちの6割に上る。表示は仕入れ伝票とほぼ一致していたが、農水省は生産や輸入段階までさかのぼり、産地偽装がないかどうかさらに調べる。
 調査は1月中旬から同月末にかけ、全国の小売店650店と74卸業者を対象に実施。小売店で売られていた821点のうち、626点が国内産で、外国産はわずか160点だった。外国産の内訳は中国産が146点、韓国産が14点で、北朝鮮産はなかった。
(共同通信)

北朝鮮産あさりの感心が非常に高いのに驚いています。
この問題、輸入量が多いのに店頭に北朝鮮産が無いのは不自然だと言うのは分るのですが、実際に輸入業者や畜養業者、仲買人などを取材したマスコミの記事がほとんど出てこないですね。また、感情的な報道が多いように感じられるのも嫌な気がします。
あさりの漁獲量が減少する中、どうにかして資源を増やそうと必死で頑張っている人や、寒い中あさりを捕っている漁師さんの苦労を知っているので、国産のあさりは全部本当は北朝鮮産みたいに言われている現状は悲しいものがあります。
報道特集さんとかで、徹底取材してくれないかなぁと期待しているのですが。

静岡県の浜名湖でのあさり漁の方法や課題などをまとめてあります。
浜名湖のアサリも好き(はまにゃこぶろぐ)

February 14, 2005

北朝鮮産あさりの産地偽装2

中国産アサリに「熊本産」 宮城・福島で流通、産地偽装の疑い

 中国から輸入されたアサリが「熊本産」と表示され、宮城、福島両県などの水産加工業者を通して販売されていることが10日、分かった。北朝鮮産についても同様に国内産として出回っている可能性が高く、農林水産省は産地偽装の疑いがあるとして、中国産、北朝鮮産の実態調査を進めている。
 JAS(日本農林規格)法は、出荷調整や砂抜きのため国内で一時蓄養した輸入貝類について「輸出国を産地と表示する」と定める一方、生鮮食品全般について「畜産物のように産地が複数にまたがる場合、飼育期間が最も長い飼養地を産地とする」と規定している。
 中国産、北朝鮮産アサリの輸入業者(山口県)は「国内での蓄養期間の方が輸出国での生育期間より長い」としており、農水省は流通ルートと合わせ「蓄養」の実態についても調べる方針だ。
 中国産アサリについて、宮城県内の業者は「原産地は中国と聞いているが、有明(熊本)で寝かせておいたというので、熊本産で販売している」と説明。「韓国産を韓国産と表示販売したこともあるが、安い国内産が参入してきたので売れなくなった。そこで熊本産に切り替えた」と話す。
 福島県内の業者は「アサリの殻は1カ月で蓄養場の環境に合う色に変わるので、元の産地が分からなくなる。産地の特定は無意味だ」と話しながらも、中国産を熊本産と表示し販売したという。
 一方、輸入水産物の流通に詳しい複数の関係者は「北朝鮮から輸入後、国内で蓄養されずに直接、各地の加工業者に運ばれ、国内産として売られるルートもある」と証言。「偽装の実態に農水省は厳しくメスを入れるべきだ」と指摘する。
 輸入アサリの仕入れ値は、国内の天然アサリに比べ、1キロ当たり100円程度安いとされ、産地のイメージに加え、価格差も国内産表示にこだわる要因とみられる。
 財務省貿易統計などによると、アサリの国別輸入量(2004年)は北朝鮮の約3万2000トンを筆頭に、中国の約1万2000トン、韓国の約9000トンの順に多い。国内の総生産量(03年)は約3万7000トン。
(河北新報)

「北」産のアサリ、不正表示多数 監視強める農水省

 北朝鮮産のアサリが、国産と表示されたり、原産国の表示がないまま販売されるなど、不適正なケースが多くあることが十一日、農林水産省の調査で分かった。業者の一部には、意図的に継続して偽装表示を繰り返している疑いがある。農水省は近く中間調査結果を公表する。「北」産のアサリをめぐっては拉致被害者と家族の支援組織「救う会」が不買運動を呼びかけており、農水省は最重点品目として調査を継続する方針だ。
 農水省は小売店や卸売業者など数百店を対象に、流通ルートをたどって表示通りの実態かどうかを集中的に調査。その結果、不適正表示が多数判明した。
 関係者によると、アサリは生育二年未満で消費されるが、北朝鮮産が一年程度たってから、国内の養殖場に移され、数カ月後に国産と表示されているケースがある。こうした場合、JAS(日本農林規格)法に基づき、生育期間が一日でも長い方を原産国として表示する義務がある。業者側にすれば、北朝鮮産と表示すると「国民感情から売りにくい」(農水省幹部)との思惑があるようだ。
 また、中国経由の輸入で中国産と偽装されている疑いもあるが、第三国経由は農水省だけの調査では産地追跡は難しい。
 農水省は通常の表示調査とは別に、二-三カ月間、その時期に関心の高い品目に特化して、三千店規模を調べる特別調査を実施している。アサリについては表向き、特別調査の品目に指定していないが、北朝鮮への経済制裁を求める声が強まっていることを背景に、島村宜伸農水相が一月中旬に表示適正化を指示。「事実上の特別調査態勢」(農水省幹部)を敷いている。
 また、船主責任保険未加入の外国船の入港を禁止できる改正油濁損害賠償保障法の三月施行で、アサリを運ぶ北朝鮮貨物船も対象に含まれるため、第三国経由や密輸など偽装が巧妙化する懸念があり、農水省は監視態勢を強めている。
 北朝鮮からのアサリの輸入量(平成十六年)は三万二千トン(四十億円)。国産の三万六千トンに近い数量で、北朝鮮産は輸入量の59%、国内消費量の35%を占める。
(産経新聞)


原産地は、国産品は主たる飼養地(一番長く飼養されていた場所)の都道府県名、市町村名や一般に知られている地名(郡名、旧国名、島名など)を記載する事ができます。(国産の表示は省略できます。)
輸入品は、原産国名を記載します。
となっています。
今回のあさりの場合は、海外より国内の方が長い間飼養されていたら国産になり、そこの地名を記載する事が出来ますが、短かった場合海外産になりその輸出国名を記載する事になります。
この長く飼養されていた場所が産地ってやり方が続く限り、この問題って続くんじゃないかとも思うのですが・・・

静岡県の浜名湖でのあさり漁の方法や課題などをまとめてあります。
浜名湖のアサリも好き(はまにゃこぶろぐ)

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