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カテゴリー「放射能」の12件の記事

August 01, 2011

牛肉の放射線物質に関する検索システムがスタート

牛肉の放射線物質に関する検索システムがスタートしました。

BSEがきっかけでスタートした牛トレーサビリティの仕組みを使った検索システムで、牛個体識別番号を入力すると、 追跡検査対象の牛肉または回収対象の牛肉の場合、赤字で表示される仕組みになっています。


7月21日に地元の保健所から貰った放射性物質を含んだ藁を食べた可能性がある牛リスト(7月18日作成分)の個体識別番号を入力した結果です。

110718

ちなみに、回収対象外の牛肉となっているのは、現時点で暫定許容値を超える放射性物質が含まれた稲わらを給与された可能性の無い牛肉、もしくは、牛肉の検査の結果、暫定規制値以下であることが判明した牛肉とのことです。

鶏肉や豚肉だったら、こんなに早く検索システムが立ち上がることはなかったでしょうね。
ただ、 平成23年08月01日 12時現在と書いてあるように、未だに対象となる牛が増えていますので、検索した時点では問題なくても、後で回収対象となる可能性があるのが厳しいところです。

検索ページへはこちらから
独立行政法人家畜改良センター

April 27, 2011

自粛や制限を知っていてほうれん草を出荷

国の暫定規制値を超す放射性物質が検出され、千葉県による出荷自粛要請(3月31日~3日)・国による出荷制限(4月4日~22日)の対象となった千葉県香取市産ほうれん草を、農家10戸が匝瑳市の八日市場青果地方卸売市場に出荷(7885束)

ほうれん草なんて、そんなに持たないので、ほとんど家庭で消費されてしまったと思われます。
この事件で酷いのは、農家、青果市場共に、自粛や出荷制限の事を知っていたと言う事です。
出荷のピークを外してしまうと売り物にならなくなってしまうと言う農家の方の焦る気持ちもわかりますが・・・

千葉県は、厳重注意と商品のルート報告、商品回収の指示をしたって事ですが、それで終わり??

今回、千葉県にメールでタレこみ情報があって判明したそうですが、他にも発覚していないだけで出荷しちゃったということがありそうですね。
また、首都圏の小売店で売られたそうですが、どのように売られていたのかも気になります。
こういう事があると、市などの単位ごとに規制解除されても、実は制限地区のものなんじゃないかと疑われてしまいます。

April 21, 2011

出荷制限のほうれん草を販売

パルシステム生活協同組合連合会が、出荷制限対象となっていた千葉県産のほうれん草を販売していたことが判明しました。

千葉県多古町産のホウレンソウ計74束を、千葉、埼玉、群馬の3県の組合員70人に販売。
そのうち36束は消費済み。

回収したほうれん草から、検出された放射性ヨウ素131は70ベクレル、放射性セシウムは28ベクレル

イオンのサンチュは県の出荷自粛要請を、市と業者が守らなかった形でしたが、今回のほうれん草は、国の出荷制限がかかっていましたので、国が食品衛生法に定めている暫定規制値を下回っていることを検査で確認したとしても、食品衛生法違反(第六条  次に掲げる食品又は添加物は、これを販売し(不特定又は多数の者に授与する販売以外の場合を含む。以下同じ。)、又は販売の用に供するために、採取し、製造し、輸入し、加工し、使用し、調理し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。二  有毒な、若しくは有害な物質が含まれ、若しくは付着し、又はこれらの疑いがあるもの。ただし、人の健康を損なうおそれがない場合として厚生労働大臣が定める場合においては、この限りでない。 )となる可能性もありそうです。(保健所などがどのような対応をするのかわかりませんが・・・本当に口頭で厳重注意だけで終わりなのかな?)

放射性物質の検出に関わる農産物のお届けについてのお詫びとお知らせ(パルシステム生活協同組合連合会)

April 13, 2011

イオンが出荷自粛要請のサンチュを販売

イオンが千葉県が出荷自粛を要請していたサンチュを販売していたことが判明しました。

千葉県旭市産のサンチュ
3月30日~4月7日まで、約2200パック販売

販売店舗
東京都7店、神奈川県9店、千葉県23店、埼玉県6県、茨城県10店、栃木県1店、山梨県1店

千葉県旭市産サンチュ(つつみな)に関するお客さまへのお詫びとお知らせ (9KB) [ イオン(株) ]

判明後弊社は、該当する商品を売場から撤去するとともに検査を依頼し、その結果、当
該商品に含まれる放射性物質の量は、国が食品衛生法に定めている暫定規制値を下回って
いることが確認できております。
なお、千葉県旭市産のサンチュ(つつみな)は、4 月4 日に、国の原子力災害対策本部か
ら「原子力災害対策特別措置法第20 条第3 項」に基づく出荷規制の要請が出ておりますが、
同要請が出て以降に千葉県旭市産のサンチュ(つつみな)がイオン各店舗に出荷された実
績はないことが確認できております。

検査を行い暫定規制値を下回っていたというなら、具体的な数値を示して欲しいものです。
また、7日まで販売って事は、8日には判って撤去したってことですから、その時に発表出来なかったのかと思います。こんな6日も経ってからじゃ食べちゃってるじゃんかよう・・・
消費が早いと予想できる生鮮野菜なんだからねぇ。
ちなみに原子力災害対策本部から出荷規制の要請が出たのは、確かに4月4日です。

指示の内容
次の市町において産出された以下の品目について、当分の間、出荷を控えるよう関係自治体の長及び関係事業者等に要請すること。
対象となる市町及び農産物
香取市及び多古町:ホウレンソウ
旭市:ホウレンソウ、チンゲンサイ、シュンギク、サンチュ、セルリー及びパセリ

ただ、3月20日には、千葉県が農協などに出荷自粛を要請していたそうです・・・
農協を通さず、農家→青果卸業者→イオンと流通したそうなのですが、農家や卸業者が出荷自粛要請を知らなかったとは思えないです。
まぁ、イオンのチェック不足もあって、店頭にならんだと思うのですが、こんな事が起こるようだと、怖くて千葉や福島、茨城の野菜が買えないです。
ポジティブに捉えようとすれば、原子力災害対策本部から出荷規制の要請が出た場所の野菜はストップする事が出来たって見方も出来ますが・・・
県の自粛要請はすり抜けられるってことでもあるので・・・

April 06, 2011

放射性ヨウ素の魚介類に関する暫定基準値が決定

放射性ヨウ素の魚介類に関する暫定基準値が決定しました。

野菜類と同じ基準の、1キロ・グラム当たり2000ベクレルとなりました。

茨城県沖で獲れたコウナゴから4080ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたため、急きょ基準が定められる事になったのですが・・・

放射性ヨウ素は、半減期が短いから魚から高濃度で検出されることがないとか、魚介類の体内で濃縮されることがないとか、色々偉そうな事を言っていた方が居たような気がしますが、高濃度の放射性物質を含んだ水を海に垂れ流して問題ない訳ないだろうと・・・
水素爆弾などの実験で海に放射性物質が・・・と言うことは、昔ありましたが、実際にこれほどの放射性物質が駄々漏れになったことって無いと思われますので、しっかりとモニタリング検査を行って欲しいですね。(魚以上にわかめ、昆布
また、潮の流れなどもあるていどシミュレーション可能なのですから、どのように放射能を含んだ海水が拡散していくのかの予想も隠さずに公開していって欲しいと思います。

放射能と魚類

【送料無料】チェルノブイリ事故による放射能災害

April 04, 2011

食品などの暫定規制値は見直し無し 

厚生労働省は、食品や飲料水から摂取する放射性物質の暫定規制値を見直さない方針を固めました。

野菜の出荷停止などの指示を受けた福島県、茨城県など8都県知事が、規制緩和を求めていましたが、現行の暫定規制値が妥当との判断になったようです。

暫定規制値(1キログラムあたりのベクレル値)
放射性ヨウ素
飲料水、牛乳・乳製品     300 (乳児100)
野菜類(根菜・いも類を除く) 2000
放射性セシウム
飲料水、牛乳・乳製品        200
野菜類、穀類、肉、卵、魚、その他 500

April 02, 2011

福島産牛の放射性セシウム検出は検査ミスか?

福島県天栄村産の牛肉(もも肉)H23年3月15日採取から、放射性セシウム134 210Bq/kg、セシウム137 300Bq/kgが検出され、念のため、再検査を行うとされていた件ですが、再検査の結果、不検出との報告がありました。

当初の検査結果PDF

厚生労働省では、検査過程を検証中との事ですが、ある程度の迅速性も求められる検査ですが、大切なことなので間違えましたでは済まない重大な失態だと思います。
まぁ、こうなった元凶である東京電力の発表する数値も間違い、訂正が多すぎて、本当の数値を発表しているかも疑わしいような状況ですが・・・

ちなみに食肉・卵・魚・その他の暫定基準値ですが、放射性セシウム(134と137の合計値)が500Bq/kg以上、ヨウ素131は規制値設定なし、ウラン100Bq/kg以上、プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種10Bq/kg以上となっています。

March 29, 2011

放射性物質の暫定基準ってどうなのか?

放射性物質の暫定基準ってどうなのか?

いくつか不明確だった情報が出てきました。

まず野菜などの検査方法
当初の報道などでは、野菜を洗浄する事で放射性物質が減るという解説者などの説明がありましたが、洗浄後に測定した数値であることが判明しました。
洗って放射性物質が落ちて数分の一に減って、なおこの値ということになります。

暫定基準値が厳しすぎるため、数値を見直して欲しいという話
内閣府の食品安全委員会で検討した結果、ヨウ素131について世界保健機関(WHO)が示した年間50ミリシーベルトを制限値とするべきとの見解を指示し数値の緩和をしないことが決まりました。
放射性セシウムについては、意見がわれて結論が出なかったようですが・・・
放射性物質を取り続けて微量の内部被爆をし続けるなんて前例がほとんどないので難しいのでしょうね。
ちなみに、チェルノブイリによる食品汚染の時は、放射性セシウム134と137の合計が370 Bq/kgで輸入不可という基準でした。

そして暫定基準値について今頃言うか!!という話題が・・・
“暫定基準 説明が不十分”nhk

福島県産などの一部の野菜から国の暫定基準を超える放射性物質が検出された問題で、政府は、これまでこの暫定基準は一生食べ続けた場合の数値と説明してきましたが、実際には放射性物質が次第に減少することを前提とした一時的なものであることが分かりました。

暫定基準の基となった指標を作成した原子力安全委員会の元委員の方が、「あくまで放射性物質が一度だけ放出されて、次第に減少していくことを前提とした一時的な指標」であるって暴露したという話なのです・・・

「放射線の健康被害ほぼない」-国立がん研究センターが見解

また、水道水や農作物についても、「摂取制限の指標は、十分過ぎるほど安全と言えるレベル」と指摘。汚染されたと考えられる食物も、放射性物質の半減期(ヨウ素131は約8日、セシウム134は約2年)を考えた保存や水洗いで十分に利用可能だとした。

この暫定基準値については、自分のまわりの人でも色々な考えの人が居て、結構混乱しています。
ある人はネギは規制対象に入っていないから大丈夫だろう。安く売っていてラッキーいっぱい買ったという人が居れば、関東方面は微量でも放射性物質がついている可能性が高いから、他の地方のものを高くても選ぶなど、さまざまです。

自分としては、放射性物質はチリのように舞い上がり風にのって、海、山、畑、町わけ隔てなく降り注ぎ、雨が降れば大気中の放射性物質も一緒に地上に落ち、川→水道、土を汚染するものだと考えていますので、ほうれん草がダメで、葉ネギはOKってのはありえないと思っています。
放射性物質は無いのが当然!!この位の量なら大丈夫と言われても、実際にデータに基づいた安全だ!という根拠が薄い今の状況では、他に食べるものがあるなら安いからといった理由で放射性物質が検出されている土地のものを購入する必要は無いと考えています。特に小さなお子さんの居る家庭では、長い目で見るとどう影響があるのか判断出来ない(何かあっても因果関係を立証するのは困難だろうし)ので注意するべきだろうと思います。
これを風評被害だと言われる方も居るかと思いますが、詳しい放射能汚染のデータが公開されない以上仕方が無いと思います。国は単純に福島県の何々が出荷制限とかいうだけじゃなく、どこの市町村がどれだけ汚染されていて、どこが酷くて、どこが大丈夫なのかをしっかりと公表して欲しいと思います。


March 24, 2011

食品の放射性物質の危険性は?

診療放射線技師の方とお話する機会があったので、食品の放射性物質の危険性について聞いて見ました。

ネットでも様々な意見があるので混乱している方も多いかと思いますが、こんな考え方も有るのかと言う判断材料になればと思います。

まずよく判らない、ベクレル/キログラムという単位
ベクレルだけだと極微量でそんなに神経質になる事はないとの事
放射性医薬品だとキロベクレル(ベクレルの1000倍)やメガベクレル(ベクレルの100万倍)の物も有るからね。と言われました。

そして今回問題になっている放射性ヨウ素131は、半減期が8日なので、8日で1/2、さらに8日で1/4と減っていくので、そんなに心配するほどでも無いそうです。
また、セシウムについては、体外に排出されるから大丈夫だよ。
心配しすぎだと言われてしまいました。

普段、放射線などに関わった仕事をしている方の言葉ですので、少しは安心出来たかな?と自分では思っています。
ただ暫定基準値は、半減期なども考慮して設定されている値ですので、噂に惑わされずに、冷静にリスクのあるものを見極める必要がありそうです。


水道水の放射性ヨウ素

東京都の水道水からも放射性ヨウ素(ヨウ素131)が検出され問題となっています。

食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値
100Bq/キログラム

原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値
300Bq/キログラム

乳児の場合、特に成長が活発であることから、放射線によるDNAの短期的な損傷からも影響をうけやすいため基準が厳しくなっています。
本当に必要な方へ必要なものが届くように、マスコミもどうして乳児の基準が厳しいのかしっかり説明するなどして欲しいと思います。

ペットボトルで粉ミルクを作るときには、硬水のミネラルウォーターを避け、ミネラルの少ないものを選ぶ。
一度沸騰させて冷まして使うなどの対応が良いようです。
硬水を使用するとお腹をこわしたりします。

粉ミルクに使える水の目安
硬度:60以下
pH:6~8
Mg(マグネシウム):30mg/L以下
Na(ナトリウム):42mg/L以下
Ca(カルシウム):285mg/L以下
K(カリウム):367mg/L以下

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