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カテゴリー「残留薬品関連」の11件の記事

July 10, 2008

ビスフェノールAの健康影響評価

厚生労働省が、妊婦や乳幼児に対し、化学物質「ビスフェノールA」を原料とするプラスチック製ほにゅう瓶の使用や缶詰製品の摂取を控えるようにとの情報を公開しました。

また、合わせて内閣府の食品安全委員会にヒトへの健康影響評価を諮問しました。
国の安全基準より低い摂取量でも、胎児や新生児の健康に影響を及ぼす可能性があるとの研究報告などを受けた措置となります。

ビスフェノールAについてのQ&A

乳幼児が居る家庭では、ポリカーボネート製ほ乳びんは、過度の加熱を避ける、経年の使用で表面に細かい傷がついていたり、白濁したものは新しいものに取り替えるようにする。
それでも心配ならガラス製など他の材質の物に変更する。
ほ乳びんの場合、殺菌の為に熱をかける事もあるので、気になる方も多いと思います。
お出かけに便利な軽いプラ製の哺乳瓶が必要なときは、ポリプロピレン製のものを選ぶのが良さそうですね。

缶詰容器には、金属の腐食を防止するため、ビスフェノールAを原料とするエポキシ樹脂による内面塗装がされているものが多くあります。
毎日缶詰の食品を食べないとか、開封したらタッパーなどの清潔な容器に移す。缶に入った飲料ではなく、紙容器、ペットボトルを選ぶようにするなどの対応が考えられます。

July 12, 2007

中国産うなぎは安全か?

7月30日の土用の丑の日を前に、中国産うなぎの販売量が激減しているそうです。

中国産ウナギ 輸入組合が会見、安全性強調(毎日新聞)

日本鰻輸入組合の理事長による記者会見の様子もテレビで見ましたが・・・
あそこまで絶対に安全なんて言いきって良いのだろうかとちょっと疑問・・・

検査をしているからと言っても、全量を検査している訳じゃない(ロット毎とか、ある範囲で数検体しかやっていないはず)ので、中国の出荷時に発見できなかった異常が輸入時に見つかり、検査命令とか出たりすると、
「オイオイ、あの発言は何だったん?」と言われかねないですね。
まぁあの立場の人が、時々違反しているのが見つかるので、積み戻しや廃棄処分をしているけど、見逃す可能性もあるとは言えないですが・・・

November 01, 2006

ベトナム産えびに抗生物質で検査命令

ベトナム産えびに抗生物質で検査命令です。

輸入食品に対する検査命令の実施について(ベトナム産えび)

対象食品等 ベトナム産養殖えび及びその加工品
検査の項目 クロラムフェニコール*クロラムフェニコール系抗生物質
経緯 検疫所におけるモニタリング検査の結果、ベトナム産養殖えびからクロラムフェニコールを検出したため、検査命令を実施するもの。

May 23, 2006

ポジティブリスト制施行まで1週間 食品業界はどたばた?

ポジティブリスト制のスタートが近づいて来ました。

さてさて一体どうなるでしょうか?
厚生労働省が輸入野菜などを中心に抜き取り検査を行えば影響は少ないかもしれませんが、スーパーなどの店頭で生鮮野菜を調査し違反が判明したらどうなるかそうぞうすると恐ろしいですね。
ただでさえ野菜が高いのにさらに跳ね上がるかもしれません。
そうなったら、全農や農家さんはパニックだろうなぁ。
この農家さんではポジティブリストを未だに知らない方も多いですし、人ごとだと考えているような気配を感じます。

パンやしょうゆなどで使われる、大豆や小麦などの輸入穀物は農家まで調べてどんな農薬を使用したかなど調査する事が実質的に不可能なので農林水産省管理の原材料を使っているから違反しているはずが無いのを前提として使用しているようです。

対して知らないふりをしているような印象を受けるのがハム・ソーセージをはじめとした畜肉業界さん。
産地や肉の部位でさえ怪しいというのに、どのような飼料添加物や動物用医薬品を使用しているか把握するのは困難な気が・・・
いくつか大手メーカーさんのホームページも眺めましたがポジティブリスト制の事には何も触れられていない様子です。

魚介類は、漁獲された水域が多少間違っていても天然ですからポジティブリスト制の対象外ですで終わるものが多いですね。うなぎなど養殖しているものについては病気の治療などで薬品を使うケースもあるので残留が無いことを確認する必要がありそうですね。


コンビニさんあたりでは納入される物について、ポジティブリスト制に適合している、違反した場合は保証致しますと言う「保証書」をメーカーに求めているようですが、なかなかポジティブリスト制に違反する可能性はありませんと断言できるメーカーさんは少ないようです。

August 08, 2005

マラカイトグリーンの検査方法

土用の丑の日が終わるのを待っていたかのようなタイミングで発表された中国産養殖うなぎのマラカイトグリーン問題ですが、あまり検査方法などの説明を見かけないので簡単にまとめてみました。

マラカイトグリーンが養殖魚中に残留していると違反となりますので、残留しているかしていないかを検査で調べることになります。

試験方法は、高速液体クロマトグラフ法で、平成16年12月16日付厚生労働省食安監発第1216002号「養殖魚に対するマラカイトグリーンの分析法について」にそって行います。(色々な前処理の手順などが定められています。)

この試験の検出限界は0.005ppmとなっていますので、これ以下の値は「検出せず」という試験結果になり、マラカイトグリーンは含有していなかったということになります。

August 05, 2005

中国産養殖鰻でマラカイトグリーンの検査を実施

中国産養殖鰻のマラカイトグリーン検出について(厚生労働省)

輸入時のモニタリング検査において、中国産養殖鰻加工品から、我が国では食品中に含有してはならないと定められている合成抗菌剤マラカイトグリーン※が検出されたことから、本日以降輸入される中国産養殖鰻及びその加工品の全輸入届出について、マラカイトグリーンの検査を実施することとしましたのでお知らせします。  また、これまでに輸入された中国産養殖鰻についても、諸外国において検出事例が報告されていることなどから、念のため、在庫品の監視を行うよう各都道府県等に依頼したところです。  なお、当該品の輸入時の検査については、登録検査機関の受託体制が整い次第、検査命令とする予定です。

 ※  緑色の合成色素で、繊維等の染色、観賞魚の水カビ病の治療などに使用されているが、養殖水産動物への使用は禁止されている

<参考1>
 中国産鰻の違反事例  1  品名:冷凍食品蒲焼き鰻(養殖)
 輸入者:株式会社神戸
 製造者:RUIJIN HONGDU AQUATIC FOOD CO.,LTD.
 届出数量及び重量:1,950C/T、19,500Kg
 検査結果:マラカイトグリーン 0.044ppm検出(基準:含有してはならない)
 届出先:大阪検疫所
 違反確定日:平成17年8月4日
 措置状況:調査中


 2  品名:冷凍食品蒲焼き鰻(養殖)
 輸入者:スリースターインターナショナル株式会社
 製造者:PUTIAN XINGHE FOOD INDUSTRY CO.,LTD.
 届出数量及び重量:131C/T、1,572Kg
 検査結果:マラカイトグリーン 0.006ppm検出(基準:含有してはならない)
 届出先:神戸検疫所
 違反確定日:平成17年8月4日
 措置状況:全量保管中

中国産養殖鰻のマラカイトグリーン検出についてのQ&A(厚生労働省)

8月4日以降、中国産養殖鰻及びその加工品の全輸入届出について、輸入時にマラカイトグリーンの検査を実施し、検査に合格しなければ輸入・流通が認められないことになりました。
登録検査機関の受託体制が整い次第、検査命令とする予定と書いてありますが、鰻加工業の方に聞いた所マラカイトグリーンの検査を行える検査機関が国内に少なく、韓国でマラカイトグリーン検出の話があった時点で検査を依頼した所、結果が出るまで1ヶ月半以上かかりますと言われるぐらい検査が混んでいたそうなので、今実施出来る検査機関以外で検査が出来るようになるまで時間がかかるって事らしいです。

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韓国で中国産ウナギから発ガン性物質

July 29, 2005

韓国で中国産ウナギから発ガン性物質

中国産ウナギから発ガン性物質検出

夏バテに効く食品として知られる中国産ウナギとウナギの加工食品から発ガン性物質のマラカイド・グリーンが検出された。 食品医薬品安全庁は26日、海洋水産部・国立水産物品質検査院と合同で、中国産の生きたウナギと冷凍調理品のウナギそれぞれ7品目を検査した結果、生きたウナギ1品目と冷凍調理品のウナギ6品目からマラカイド・グリーンが検出されたと明らかにした。 マラカイド・グリーンは、細菌や寄生虫の感染防止剤や染料として使われていたが、1990年代初めに発ガン性物質であることが分かり、世界的に使用が禁止されている。 中国政府も2002年から使用を禁止しているが、一部漁民や魚類養殖業者が安くて効き目のあるマラカイド・グリーンを不法で使用していると新華社通信は最近報じていた。 食薬庁は、「マラカイド・グリーンが検出された製品を全て廃棄するだけでなく、製造会社と輸入会社が市販するウナギおよび加工製品を全て回収し検査する」と話した。 これにより、同業者の製品は検査結果が出るまで暫定的に販売禁止となる。 (朝鮮日報)

マラカイトグリーン
熱帯魚などの白点病 (原因及び病原体:イクチオフチリウス(繊毛虫)の寄生)の治療に用いる薬品
水溶液ならペットショップでも普通に売っています。
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July 20, 2005

国産として販売のウナギに台湾産、合成抗菌剤も・・・

国産として販売のウナギに台湾産混入 農産物宅配会社

 有機農産物などの会員制宅配会社「らでぃっしゅぼーや」(東京都港区、緒方大助社長)が国産として販売したウナギに、台湾産のウナギが混入していたことがわかった。この輸入ウナギからは、国内法で魚への使用が認められていない合成抗菌剤エンロフロキサシンも検出された。JAS法違反や食品衛生法違反の疑いがあるとして、農林水産省や厚生労働省は調査に乗り出す。

 5月中旬から下旬にかけて販売された「土佐のうなぎ蒲焼・4匹」という商品の一部に従来の商品より大きなウナギがあり、同社が調べたところ267パック計1068匹中、最大で239匹が台湾産の輸入ウナギとわかった。エンロフロキサシンが平均0.07ppm残留していることが確認された。

 農水省によると、薬事法ではエンロフロキサシンは魚への使用が認められておらず、食品衛生法も「含有してはならない」と定めている。

 同社は、購入した会員に回収を呼びかける一方、全会員約7万5000世帯に報告した。広報グループは「混入、合成抗菌剤の使用とも、仕入れ先にあたる高知県内の水産物加工販売会社などで起きたとみられるが、あってはならないこと。再発防止に努めたい」と話している。(朝日新聞)

土用の丑の日間近になって、国産うなぎとして販売された中に台湾産が混ざっていたことが判明しました。
さらに、使用が認められていない合成抗菌剤が検出される始末・・・

蒲焼きの状態で大きいと判る位なら水産物加工販売会社でも違いが判ったような気もするのですが・・・

関連記事
今年の土用の丑の日は7月28日(はまにゃこぶろぐ)
浜名湖でうなぎの養殖って本当?(はまにゃこぶろぐ)


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April 19, 2005

中国産しじみにクロルテトラサイクリン含有で検査命令

輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産しじみ)

以下の輸入食品については、本日から食品衛生法第26条第3項の検査命令を実施することとしましたので、お知らせします。
対象食品等 検査の項目 経緯
中国産しじみ及びその加工品 クロルテトラサイクリン*  検疫所におけるモニタリング検査の結果、中国産活しじみからクロルテトラサイクリンを検出したため、検査命令を実施するものである。
 *テトラサイクリン系抗生物質

<参考1> 中国産しじみの違反事例

(1) 品名:活しじみ
輸入者:有限会社 東洋水産加工
届出数量及び重量:395袋、7,900.00kg
検査結果:クロルテトラサイクリン 0.08ppm検出
(基準:含有してはならない。)
届出先:福岡検疫所門司検疫所支所下関分室
違反確定日:平成17年3月31日
措置状況:231袋は廃棄済み、その他については調査中

(2) 品名:活しじみ
輸入者:明華貿易 株式会社
届出数量及び重量:900袋、18,000.00kg
検査結果:クロルテトラサイクリン 0.18ppm検出
(基準:含有してはならない。)
届出先:神戸検疫所
違反確定日:平成17年4月14日
措置状況:調査中

品名 :クロルテトラサイクリン(CTC)
分類 :テトラサイクリン系抗生物質
組成式・分子量: C22H23ClN2O8(478.88)
性状 :黄金色の結晶性粉末。塩酸塩は水に可溶。水溶液中では不安定。
用途: グラム陽性菌、陰性菌の発育阻止。牛、豚の肺炎、細菌性下痢症。

参考資料
残留抗生物質ってなんだろう

December 27, 2004

中国産スッポン等に検査命令

輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産スッポン、トルコ産乾燥いちじく、韓国産カキチシャ)(厚生労働省)

中国産スッポン及びその加工品 検疫所におけるモニタリング検査の結果、中国産活スッポンからエンロフロキサシン及びシプロフロキサシンを検出したため、検査命令を実施するものである。
トルコ産乾燥いちじく 検疫所におけるモニタリング検査の結果、トルコ産乾燥いちじくからアフラトキシンを検出したため、検査命令を実施するものである。
韓国産カキチシャ及びその加工品 検疫所におけるモニタリング検査の結果、韓国産生鮮カキチシャから基準値を超えるプロシミドンを検出したため、検査命令を実施するものである。

スッポンのエンロフロキサシン及びシプロフロキサシンは抗菌剤。
いちじくのアフラトキシンはカビ毒の一種。
カキチシャ(レタスの一種)のプロシミドンは農薬。

中国産スッポンについては、平成16年7月9日より、全輸入届出について自主検査を実施していました。

より以前の記事一覧