ビスフェノールAの健康影響評価
厚生労働省が、妊婦や乳幼児に対し、化学物質「ビスフェノールA」を原料とするプラスチック製ほにゅう瓶の使用や缶詰製品の摂取を控えるようにとの情報を公開しました。
また、合わせて内閣府の食品安全委員会にヒトへの健康影響評価を諮問しました。
国の安全基準より低い摂取量でも、胎児や新生児の健康に影響を及ぼす可能性があるとの研究報告などを受けた措置となります。
乳幼児が居る家庭では、ポリカーボネート製ほ乳びんは、過度の加熱を避ける、経年の使用で表面に細かい傷がついていたり、白濁したものは新しいものに取り替えるようにする。
それでも心配ならガラス製など他の材質の物に変更する。
ほ乳びんの場合、殺菌の為に熱をかける事もあるので、気になる方も多いと思います。
お出かけに便利な軽いプラ製の哺乳瓶が必要なときは、ポリプロピレン製のものを選ぶのが良さそうですね。
缶詰容器には、金属の腐食を防止するため、ビスフェノールAを原料とするエポキシ樹脂による内面塗装がされているものが多くあります。
毎日缶詰の食品を食べないとか、開封したらタッパーなどの清潔な容器に移す。缶に入った飲料ではなく、紙容器、ペットボトルを選ぶようにするなどの対応が考えられます。