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カテゴリー「産地偽装関連」の33件の記事

July 11, 2008

うなぎ産地偽装の背景にあるもの

うなぎ産地偽装の背景にあるもの

その1
まずリスクが有るにもかかわらず、中国産などを国産として偽装する業者が後をたたないのは、その価格差にあります。
一般的な中国産うなぎの蒲焼ですと2000円/キロ程ですが、国産うなぎの蒲焼は4500円/キロと2倍以上の値段の開きがあります。更にうなぎはもともとが高価な物なので、少ない量でも大きな利益になるのもポイントです。
東海澱粉、魚秀・神港魚類共に共通するのが、この差額で利益を得ていたという点となります。

その2
うわさでは、魚秀・神港魚類が3000円/キロほどで国産うなぎ蒲焼として売った事から、国産にしては安すぎると警戒されたとか・・・
そう、何食わぬ顔でもっと高い価格設定をしていれば気が付かれなかった可能性もありそうです。
これは、中国の養殖技術、蒲焼の加工技術、流通技術が、日本に近いレベルまで来つつあり、製品の品質の優劣では見分けが困難になりつつあることを示していると思われます。
もともと中国で獲れるシラスうなぎは日本と同じジャポニカ種ですし、日本の技術者などが指導し、養殖に適した場所にある池で育てています。また蒲焼に使用するタレは、日本のタレメーカーが製造した物を中国へ輸出し使用させているので、国産の物と同じ味付けです。
数年前、アンギラ・アンギラ(ヨーロッパうなぎ)を養殖していた時のイメージで、中国産は泥臭くて油っぽいと思っている方も多いと思いますが、EUによるシラスうなぎの輸出規制もあり今は養殖が非常に少なくなっています。

その3
国内でシラスうなぎが獲れない・・・
まぁ、少しは放流を行っている様ですが、基本的に捕まえたシラスうなぎは養殖で大きくなったら食べてしまいますので、今のシラスうなぎを捕まえるという養殖方法から脱却しないかぎり、どんどん先細りになっていくのは間違いないでしょう。
今まで日本で獲れなかった時、台湾や中国からシラスうなぎを輸入していましたが、中国に加え、台湾もシラスうなぎの輸出を制限したのも国産うなぎの品薄と価格が上がる要因となっているようです。

その4
原油価格の高騰
露地養殖の池も有りますが、少しでも早く大きく育てるため、暖かい環境で養殖する事が多いです。
もともと温暖な土地で養殖が盛んになっているのもありますが、温泉で暖めたり、暖かい海外へ移動させたりといった工夫をしていたりします。
それ以外の所は、ボイラーで暖める方法で育てていますので、原油価格が高くなると負担が大きくなり、うなぎの価格にも跳ね返ってきます。

暖かい海外へ移動の問題点はコチラ
うなぎも海外でバカンス?

その5
餌の価格上昇
うなぎの餌は、スケトウダラやイワシ、アジ、マグロなどをベースとしていますが、魚肉の価格が上昇しているため、これもうなぎの価格上昇要因となっています。

July 04, 2008

魚秀、神港魚類の中国産ウナギの産地偽装事件

魚秀、神港魚類による中国産ウナギの産地偽装事件

金額や量が多いのにも驚きですが、手口が悪質なのが酷いですね。

特に一色フードなる架空会社名を使って産地証明書を偽装とか、口止め料1000万円とか、隠そうとする気満々ですね。

JT毒餃子で中国産が売れなくなって計画した→それ以前から計画していたことが発覚など、往生際も悪い悪い・・・

さらには抗菌剤のマラカイトグリーンまで検出される始末・・・
さらにさらに賞味期限の延長まで・・・
産地偽装に、ポジティブリスト違反、賞味期限の問題など、ここ1年問題になっていた食品偽装などの問題の集大成とも呼べる事件ですね。

February 20, 2008

台湾産及び中国産の活鰻を国産に偽装

今度はうなぎで産地偽装事件が発覚しました。

東海澱粉株式会社が販売した活鰻の不適正な産地伝達に対する措置について(農林水産省)

1 経過
平成20年1月18日から2月1日までの間、関東農政局が東海澱粉本社に、同年1月10日から2月13日までの間、九州農政局が東海澱粉株式会社大隅営業所(鹿児島県肝属郡東串良町岩弘50。以下「大隅営業所」という。)にそれぞれ調査を行いました。
この結果、大隅営業所が以下の行為を行っていたことを確認しました。
(1)平成18年5月から平成19年9月までの間、少なくとも、自らが所有する台湾産290トン及び中国産52トンの活鰻を国産と表示して、加工業者等に342トン全量販売したこと。

(2)(1)の産地偽装を隠蔽するため、以下の行為を行っていたこと。

(ア)台湾産101トン及び中国産29トンの活鰻を販売し、同量の活鰻を国産として仕入れる架空取引をA社との間で行ったこと。

(イ)台湾産189トン及び中国産23トンの活鰻を販売し、同量の活鰻を国産として仕入れる架空取引をB社との間で行ったこと。

(ウ)(ア)及び(イ)の行為については、活鰻の物流を伴わない伝票、帳簿上のみの取引であり、平成18年5月から平成19年9月までの間、このような取引を85回行ったこと。

2 措置
東海澱粉の行為は極めて遺憾な行為であり、うなぎ加工品の不適正な表示を惹起させた点において、消費者の食品表示に対する信頼を損なうものであることから、今後、このようなことを引き起こすことのないよう、東海澱粉に対し厳重注意(別紙PDF)を行いました。

今回の件、静岡県内の養鰻業者には、今日農林水産省から何らかの発表があるとのリークがあった模様で、いったい何の発表があるんだろう??とホームページを何度も見ていた方も多かったとか・・・

入手した東海澱粉株式会社発行のお詫びとお知らせという書類では、「本件につきましては、弊社大隈営業所が単独で行っていた不始末という事実が判明しておりますが、・・・」とあります。
でも、342トンもの台湾産、中国産の活鰻を販売し、同量の活鰻を国産として仕入れる架空取引を営業所の独断でやれるものなのか、本社や経理の人間が誰も気がつかなかったのかと疑問を感じますね。

October 13, 2006

北朝鮮産の食品食べますか?

北朝鮮が地下核実験の実施を発表してから、食品メーカーや問屋に、「北朝鮮産の食品を使用していますか?」という問い合せが来ているそうです。

これは、放射性物質に汚染される可能性や、経済制裁が強くなり輸入出来なくなった場合の事を考えての行動みたいですね。

北朝鮮産の食品としては、産地偽装で揺れたアサリ、ウニ、赤貝などの海産物やマツタケの輸入が多いそうです。

今のところ放射線などが測定されたという話はないのですが心配ですね。

July 20, 2005

国産として販売のウナギに台湾産、合成抗菌剤も・・・

国産として販売のウナギに台湾産混入 農産物宅配会社

 有機農産物などの会員制宅配会社「らでぃっしゅぼーや」(東京都港区、緒方大助社長)が国産として販売したウナギに、台湾産のウナギが混入していたことがわかった。この輸入ウナギからは、国内法で魚への使用が認められていない合成抗菌剤エンロフロキサシンも検出された。JAS法違反や食品衛生法違反の疑いがあるとして、農林水産省や厚生労働省は調査に乗り出す。

 5月中旬から下旬にかけて販売された「土佐のうなぎ蒲焼・4匹」という商品の一部に従来の商品より大きなウナギがあり、同社が調べたところ267パック計1068匹中、最大で239匹が台湾産の輸入ウナギとわかった。エンロフロキサシンが平均0.07ppm残留していることが確認された。

 農水省によると、薬事法ではエンロフロキサシンは魚への使用が認められておらず、食品衛生法も「含有してはならない」と定めている。

 同社は、購入した会員に回収を呼びかける一方、全会員約7万5000世帯に報告した。広報グループは「混入、合成抗菌剤の使用とも、仕入れ先にあたる高知県内の水産物加工販売会社などで起きたとみられるが、あってはならないこと。再発防止に努めたい」と話している。(朝日新聞)

土用の丑の日間近になって、国産うなぎとして販売された中に台湾産が混ざっていたことが判明しました。
さらに、使用が認められていない合成抗菌剤が検出される始末・・・

蒲焼きの状態で大きいと判る位なら水産物加工販売会社でも違いが判ったような気もするのですが・・・

関連記事
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浜名湖でうなぎの養殖って本当?(はまにゃこぶろぐ)


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June 16, 2005

レストランのメニューも原産地表示

レストランも原産地表示=外食向け指針案-農水省

 農水省は13日、食材の原産地の表示方法を記した外食産業向けのガイドライン案を発表した。表示義務があるスーパーなどの生鮮食品だけでなく、レストランなどの調理済みメニューでも産地情報の開示を促し、消費者の食に対する信頼を確保したい考えだ。  ガイドラインはすべての外食事業者が対象。ステーキの牛肉やサンマ定食のサンマなどメニューの中心食材について、原則として原産国を表示し、情報があれば「北海道産」「フロリダ州産」など都道府県名、地域名も示す。農水省はこの案を基に消費者の意見を募り、来月下旬にもガイドラインを策定する。  (時事通信)

ほんとうに正しく表示できるのかちょっと疑問ですが、レストランのメニューにも産地情報を載せる方向になりそうです。
メニューの中心食材についてという定義もよく判りませんし、どういった形でまとまるんでしょうか?
内容がハッキリとしたら、また紹介したいと思います。

この外食の産地表示、大手のファミレス、チェーン店はある程度は表示するだろうけど、その他多くの店は表示しない気がします。罰則もないですし・・・

なにより産地表示だらけのメニューなんかみても面白くないぞ!!と思いました。

May 31, 2005

道産食品の監視員募集

道産食品の監視に協力を 全国でウオッチャー募集

 北海道は、全国のスーパーや百貨店の店頭などで道産食品の表示をチェックする「全国表示ウオッチャー」の募集を始めた。各地の人に協力してもらって偽装表示をなくし、道産食品の信頼性を確保するのが狙い。  道によると、自治体がこうした協力員を全国に配置するのは例がないという。  募集は46の都府県庁所在地で各1人。食品の安全性への関心が高いことなどが要件で、応募多数の場合は抽選となる。任期は来年3月まで。報酬はないが、道産食品を謝礼として贈る予定。  調査は計3回実施。商品を調べた小売店名、原産地、原材料名、価格や疑問点などを調査表に記入して郵送する。  締め切りは6月17日。応募方法の詳細は、道のホームページか、電話011(231)4111、内線27―671北海道食品政策課。 (共同通信)

道産食品全国表示ウォッチャー公募要領(北海道)

北海道物産展で、北海道産ではない物が売られるなどした問題があったので信頼回復のアピールですね。

May 18, 2005

近江牛の飼育履歴偽装

TB法「厳しい」と不満 近江牛偽装中川容疑者 二男も容疑で逮捕

 肉牛の飼育履歴を偽り「近江牛」として出荷したとされる事件で、滋賀県警に牛肉トレーサビリティ法(TB法)違反容疑などで逮捕された近江肉牛協会副会長の家畜商中川昭八容疑者(72)が16日までの調べに対し、「TB法は厳しい法律だ」という趣旨の供述をしていることが分かった。関係者によると、同容疑者は昨年12月まで理事を務めていた日本家畜商協会(東京都)でも「厳しい法律で、現場として対応が難しい」と話していたといい、飼育履歴を管理する同法に不満を持っていたとみられる。  肉牛は、最も長期間飼育した場所を産地として表示することになっている。近江肉牛協会は、滋賀県内で短期間でも飼育すれば「近江牛」として出荷することを認めているが、その場合も、最も飼育期間が長い場所を併記しなければならない。  中川容疑者は虚偽データを入力した2日後に、この牛を東京の市場に出荷している。東京では、「近江牛」になるとキロ当たり約200円高く売れるといい、県警は、滋賀での飼育期間が最も長かったように偽り、「近江牛」と強調して高値で売ろうとしたのではないかとみて、詐欺容疑でも調べている。     ◇  滋賀県警生活保安課と東近江署などは16日、牛肉TB法違反などの疑いで、中川昭八容疑者の二男の家畜商手伝い中川智晴容疑者(40)=東近江市聖徳町=を新たに逮捕した。調べでは、智晴容疑者は昭八容疑者と共謀して2004年11月16日、特定独立行政法人「家畜改良センター」(福島県)の台帳に、電話の自動音声応答システムを利用して、同年10月25日に静岡県の家畜市場から購入した肉用牛1頭の譲り受け日を03年12月3日と偽って入力した疑い。 (京都新聞)


近江牛偽装:ブランド揺るがす問題に 関係者に波紋「業界ぐるみと疑われる」 /滋賀

 ◇関係者に波紋広がる  「近江牛」の個体識別情報を偽装したとして、近江肉牛協会副会長、中川昭八容疑者(72)がトレーサビリティー法(牛肉履歴管理法)違反容疑などで県警に逮捕された事件は、近江牛ブランドを揺るがす問題として、関係者に波紋を呼んでいる。逮捕後、最初のウイークデーとなった16日、農水省滋賀農政事務所が県畜産課に状況を説明するなど、関係者は対応に追われた。県警はこの日、中川容疑者を大津地検に送検した。【小松雄介、深尾昭寛、蒔田備憲】  トレーサビリティー法は、01年に国産牛で初めてBSE(牛海綿状脳症)感染が確認された際に牛の履歴をたどるしくみがなく、牛がどの農場で育ったかの特定にも時間がかかった反省から、03年12月に施行された。  生産者に対し、すべての国産牛の耳に10けたの個体識別番号を記した「耳標」を付けることを義務付け、耳標の取り外しや個体番号の識別を困難にする行為を禁止している。個々の牛の▽生年月日▽生産地▽種別▽移動歴――など14項目について、独立行政法人家畜改良センターがデータベースにして管理している。  近江肉牛協会では、国の制度に対応する形で、「近江牛」の産地表示を進めていた。そうした中で、協会幹部に不正の疑いが発覚。業界関係者は「畜産業界のトップクラスが『ごまかし』をしたとなれば、業界ぐるみでやっているのではないかと、疑いを持たれかねない」と懸念する。  関係者によると昨年秋ごろから、中川容疑者が「商売をやめるのではないか」とのうわさが広まっていた。また、近江肉牛協会事務局の県畜産課によると、中川容疑者は昨年11月、体調不良を理由に辞職の意向を示していたという。  同県東近江市のスーパーで牛肉を買っていた主婦は「(表示によって)安心して買っているのに、信頼を裏切るようならもう買わなくなる。あれだけ騒がれて、なぜまた問題が出てくるのか」と憤った。

5月17日朝刊
(毎日新聞)


履歴管理が厳しくなり犯行 逮捕の家畜商が動機供述

 静岡県産の牛を近江牛と偽装、販売したとして逮捕された滋賀県の家畜商中川昭八容疑者(72)が、滋賀県警の調べに「牛肉トレーサビリティー法ができてから、県外で仕入れた牛を近江牛として売れなくなり、仕方なくやった」と動機を供述したことが17日、分かった。  県警は、同法により肉牛の生産履歴の管理が厳しくなったことが犯行につながった可能性があるとみて調べている。  同法は、牛海綿状脳症(BSE)の発生などを受け、消費者に食肉の安全性を証明することを目的に、2003年12月から生産者段階で施行。  中川容疑者が副会長を務める近江肉牛協会は、これに先立つ03年2月から、それまで一律だった近江牛の表示を改め、県外が主な飼養地の牛には「近江牛」の表示に加え、産地を併記することを定めたが、協会内部にも反対の声があったという。 (共同通信)

注目するべきは、最後の記事の

「牛肉トレーサビリティー法ができてから、県外で仕入れた牛を近江牛として売れなくなり、仕方なくやった」
という供述。
トレーサビリティ法が出来るまでは、ずっとそうやって他の地域で育てていた牛を一瞬だけ手元に置いて近江牛にして高く売って儲けていたってことなんでしょうか?
滋賀県内で短期間でも飼育すれば「近江牛」として出荷することを認めている近江牛協会副会長の犯行だけに、業界ぐるみと疑われるのは当然かも・・・・県外で仕入れた牛を近江牛として売って商売していた事を知っていたから、商売をやめるのではという噂が出たとしか思えないのですが・・・
こういった不正が出来ないようにするのもトレーサビリティ法の目的の一つだった訳で、今までインチキをして儲けていた人が厳しい法律だと文句を言うのは見当違いもはなはだしいと思うのですが。

May 16, 2005

静岡産の牛を近江牛と履歴偽造

「滋賀県育ちの近江牛」と履歴偽造、公社理事を逮捕

 「近江牛」として出荷した肉用牛の生産履歴を偽装したとして、滋賀県警生活保安課は15日、同県東近江市聖徳町、滋賀食肉公社理事、中川昭八容疑者(72)を牛肉履歴管理法違反などの疑いで逮捕した。  調べによると、中川容疑者は昨年10月、静岡県内の家畜市場から肉牛1頭を購入した際、家畜改良センター(福島県西郷村)がコンピューター管理する牛個体識別台帳に、自宅の電話機から、2003年12月3日に購入したとする虚偽のデータを入力するなどした疑い。  近江肉牛協会の取り決めでは、滋賀県産の肉牛でも、他の場所で最も長く肥育された場合、場所を原産地として併記しなければならない。県警は中川容疑者が、価格の高くなる「滋賀県育ちの近江牛」として出荷しようとしたとみている。  近畿農政局は今年3月、中川容疑者が肉牛53頭の履歴を改ざんしたとして、県警に告発していた。 (読売新聞)

April 06, 2005

宮城県産カキ偽装疑惑

関東業者販売の「宮城産」カキ 脂肪酸割合に相違

 韓国産カキをめぐる産地偽装疑惑で、宮城県かき出荷協同組合連合会(石巻市)が民間の研究機関にカキの成分分析を依頼した結果、農水省の調査を受けている関東の水産物販売業者が2月中旬に販売した「宮城産」と、同時期に石巻湾で採取されたカキの脂肪酸の割合に明確な違いがあることが5日、分かった。  カキに含まれる成分から産地を識別する方法を開発した宮城県水産研究開発センター(石巻市)は「荻浜(石巻湾)産の脂肪酸組成とは明らかに違う。同じ海域のカキとは考えにくい」と不自然さを指摘する。組合は近く農水省などに分析結果を提出する。  分析をしたのは財団法人「日本食品分析センター」(東京)。組合側は、1月上旬から3月初旬にかけ宮城県海域で採取され県内の仲買業者がパック詰めしたカキと、関東の業者が販売した宮城産カキをサンプルとした。2月中旬に関東の業者が販売した韓国産も加えた。  関東の業者が宮城産の主な仕入れ先としていた石巻市の仲買業者は、主に石巻湾で採取されたカキを買い付けていることから、県内業者分は荻浜産を分析対象とした。  1月初旬、2月中旬、2月下旬―3月初旬の3時期のカキについて、脂肪酸の割合を比較した。  その結果、特に2月中旬に大きな違いが見られた。検出された二十数種類の脂肪酸のうち、宮城産で高い値を示すリノール酸、リノレン酸、オクタデカテトラエン酸の割合(合計)が、荻浜産は7.0%なのに対し、関東の業者のカキは3.4%と半分以下。韓国産も3.7%と低かった。  2月下旬―3月初旬も荻浜産が6.6%で、関東の業者分は5.1%と低かった。1月初旬は荻浜産5.7%、関東の業者分5.0%と大きな違いはなかった。  組合側は「関東の業者の2月中旬のカキは特にむき身の色が白く、粒の大きさがそろうなど、見た目は韓国産と非常に似ている。同じ宮城産の表示なのに、成分割合に大きな違いがあるのはおかしい」と偽装の疑いを一段と深めている。  関東の業者の宮城産の仕入れ先とされる石巻市の業者の買い付け量をみると、脂肪酸の割合が低かった2月中旬は極端に少なく、ゼロの日もあった。  この業者は広島県の輸入業者を通して約100トンの韓国産を仕入れたとも説明。調査に対し、表示を裏付ける書類に不備があったことを認めているが、偽装については否定しているという。(河北新報)

ここまで調べても言い逃れ出来てしまうのかと・・・
この問題早く解決しないと、国産のカキまで印象悪くなるような気がします。

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