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カテゴリー「豚コレラ関連」の6件の記事

August 05, 2004

鹿児島県県高尾野町の豚コレラもワクチン由来か

ウイルス、過去2例と同一=鹿児島の豚コレラ、国が確定診断

鹿児島県高尾野町の農場で2日、飼育している豚から検出された豚コレラウイルスについて、農林水産省は4日、同県鹿屋市で3月と7月に確認されたウイルスと同一であるとの確定診断を下した。3月のケースは未承認ワクチン接種に起因することが判明しており、県は今回のケースも野外ウイルスによる自然感染の可能性は否定されたと判断した。ただ、農場はワクチン使用を否定しており、県はウイルスが依然ワクチン接種に起因すると断定はできないとしている。
 県は6日以降、半径3キロ以内の農場計31戸に出していた豚の移動自粛要請を順次解除する方針。問題の農場の豚約600頭は殺処分される。 (時事通信)

豚コレラウイルスを検出 鹿児島の高尾野町

鹿児島県高尾野町の養豚場で豚コレラの感染が疑われる豚が出た問題で、農水省の専門家会議が四日開かれ、豚コレラウイルスを検出したと発表した。ウイルスの遺伝子解析をした結果、同県鹿屋市で今年三月と七月に感染例が確認されたときに検出されたウイルスと同一と断定した。同省は原因と感染ルートの徹底解明を進める考え。
 三月に発生した養豚場では従業員が未承認ワクチンを使用したと話しており、高尾野町の養豚場の豚にも未承認ワクチンが使われた可能性があるとみている。ただ、養豚場側は未承認ワクチンの使用を否定しているという。
 農水省や同県によると、今回豚コレラが発生した養豚場は同県出水地区の家畜市場や農家、県外の市場から黒豚を購入。このため、購入先や、鹿屋市の感染例との関連を調査している。
 同養豚場が飼育している黒豚六百頭は五日から殺処分。また、発生養豚場から三キロ以内の養豚場には、六日に抗体検査を実施して感染拡大がないと確認されれば、移動自粛は解除されるという。(西日本新聞)

ワクチン由来の豚コレラのようですが、感染原因がハッキリしていないので不安も感じます。
調査で原因が判明するといいのですが。

August 04, 2004

また鹿児島で豚コレラの疑い

鹿児島県における豚コレラを疑う事例について(農林水産省)

平 成 16年 8月 3日 記 者 発 表 資 料

平成16年8月2日,高尾野町の肥育養豚場で豚コレラを疑う事例が確認された。
移動自粛要請: 当該農場を含む半径3㎞以内の31戸 8,800頭

第13回豚コレラ撲滅技術検討会の開催について

8月3日に鹿児島県から公表された豚コレラを疑う事例及び7月に確認された事例について下記のとおり技術検討会を開催し、専門家の意見を求めることとしたのでお知らせいたします。(農林水産省)

鹿児島で豚コレラの疑いが出たのは今年に入って3回目となります。
ワクチンの接種を届けでないでやっている所が多いのかなとも思うのですが、その地域で豚コレラが蔓延している可能性もあります。4日に検討会を行うそうなので、何らかの動きがあるかもしれません。

July 24, 2004

鹿児島県の豚コレラ続報

農林水産省のプレスリリースに第12回豚コレラ撲滅技術検討会の概要についてという報告書があがっていました。

・豚コレラウイルスが分離された。同ウイルスの遺伝子解析は継続中であるが、現時点では、3月に確認された未承認ワクチンの接種事例と類似のウイルスに起因するものとされた。 ・当該農場における抗体検査成績等、飼養豚の異常の発生時期等から、以前から当該農場にウイルスがあったものと推定された。 ・今回の事例は、現時点では、未承認ワクチンの接種によるものかどうかは確認できていないことから、引き続き、疫学調査等を進めることとし、ウイルス分離で陽性となった豚及びその同居豚(当該農場飼養豚)は疑似患畜として殺処分すべきとされた。 ・周辺農場については、十分に清浄性確認を行った上で移動自粛を解除して差し支えないが、豚の移動先の確認等を徹底するとともに、一定期間経過後抗体検査によって再度の清浄性確認を行うこと。また、異常が認められた場合には早期の報告を行うよう飼養者に周知すべきとされた。 ・現時点では、緊急ワクチン接種を実施する状況にはないが、万が一に備えて迅速かつ的確な接種が行えるよう体制の確認、維持に努めるべきとされた。

まだ詳しい遺伝子解析の結果が出ていないのですが、今年3月にあった豚コレラの未承認ワクチン事件のウイルスと類似性があるようなので、ワクチン由来の豚コレラの可能性が高いようです。
当該農場の飼養豚は疑似患畜として処分されそうですが、周辺農場に広まったりなど豚コレラの感染が拡大する可能性も少ないようですし、大きな事件にならなくてすみそうな気配です。

7月25日 当該農場で飼育され疑似患畜とされた豚の処理方法について追加しました。

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July 21, 2004

豚コレラってなんだろう

豚コレラはフラビウイルス科ペスチウイルス属によるウィルス性疾病です。

豚やいのししが感染します。(ヒトに感染する事はないと言われています。)

症状は、発熱(42℃)、下痢、後躯麻痺等の神経症状、体表の紫斑が主症状です。

国内では、1992年に熊本県で感染が確認されてから感染の報告はありません。
予防ワクチンは国内での感染報告が無いことを理由に2000年に原則中止されました。

治療法はありません。

発生時の防疫措置 としては、患畜・疑似患畜の殺処分と半径3km以内は40日間、半径10km以内は15日間の豚・物品等の移動禁止の措置が行われます。

8月4日追加
豚コレラの撲滅と今後の対策(独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所九州支所)

鹿児島で豚コレラか

鹿児島で豚コレラの疑い(共同通信)

鹿児島県鹿屋市の養豚場の豚が豚コレラに感染した疑いが強いことが21日、県畜産課の調査で分かった。県は養豚場から半径3キロ以内の豚の移動自粛区域を設定するなど、防疫措置を急いでいる。県によると、鹿屋市の養豚場から検査の依頼があり、20日に解剖した上で抗体検査をしたところ、解剖した母豚10頭のうち9頭と、子豚4頭すべてが豚コレラに陽性反応を示した。(共同通信)

鹿児島で豚コレラと聞いて、今年3月に豚コレラの疑いがあるとニュースになった事件を思い出しました。
この時は、伝染によるものではなく、未承認のワクチンを豚に投与していたため、ワクチンによって豚の体内に出来た豚コレラの抗体が検出された事が原因だと判明したのですが、今回の物はどうだかまだわかりません。
今後の調査結果を待ちたいと思います。

July 20, 2004

今更捜索したって遅いんじゃないかと・・・

未承認の豚ワクチンで捜索

捜索を受けているのは、▽日本ハムのグループ会社で青森県百石町の「日本スワイン農場」本社や、▽北海道八雲町にある道南事業所のほか東京や宮崎の関係先数か所です。このうち、本社事務所には午前9時すぎに青森県警察本部の捜査員10人あまりが入り、捜索を行っています。警察によりますと、この日本ハムのグループ会社は、国内で使用が認められていない豚の病気を防ぐワクチンを輸入したり、自社で製造したりして、飼育している豚63万頭に使ったとして薬事法や家畜伝染病予防法違反の疑いがもたれています。(NHK)

日本スワイン農場 株式会社
日本ハムによる日本スワイン農場の紹介
養豚事業における社内調査結果に関してのご報告(日本ハム)

少しでも豚の生存率を上げるために日本では未承認のワクチンを使ったり、自家製のワクチンを使っていた為、昨年問題となったのですが、今になって捜索するとは・・・
警察やること遅すぎと思いました。
ヤバイ資料とかあってもとっくに処分されてそう・・・などという考えが頭をよぎりました。
疑いすぎかな??