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カテゴリー「健康食品関連」の8件の記事

October 08, 2009

花王がエコナの特定保健用食品許可の失効届を提出

花王がエコナ関連製品について、特定保健用食品の許可の失効届を東京都の保健所に提出し、受理されました。

花王プレスリリース エコナ関連製品に関する弊社の対応について

発表資料: 2009年10月08日

エコナ関連製品に関する弊社の対応について このたびの弊社の「エコナ関連製品の一時販売自粛」に関しまして、消費者の皆様、流通の皆様、関連業界の皆様、消費者庁、消費者委員会、厚生労働省、食品安全委員会、農林水産省等、関連省庁の皆様方に、ご心配、ご迷惑をおかけしたことにつきまして、深くお詫び申し上げます。

今回の問題につきましては、消費者庁、食品SOS対応プロジェクト、および消費者委員会において、ご審議をいただいているところであり、弊社では現在の状況を厳粛に受け止めております。これを受けて、弊社の基本的な考え方について、ご説明申し上げます。

今後につきましては、懸案となっているグリシドール脂肪酸エステルを一般食用油レベルまで低減する技術の確立を図ります。その上で、関連データ等の準備が整い次第、新生エコナとして、消費者庁へ特定保健用食品の新規申請手続きを開始し、再出発をめざします。本日、その一環として、従来のエコナ関連製品について、特定保健用食品の許可の失効届を提出いたします。

同時に、グリシドール脂肪酸エステルの影響について、究明を急ぐとともに、そのデータ等を食品安全委員会に対して速やかに提出してまいります。あわせて消費者の皆様に対しましても、より適切な情報提供に努めてまいります。

エコナ関連製品につきましては、食品としての安全性に問題はないと判断しておりますが、ご心配、ご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。

消費者庁が、エコナの特保表示の取り消しに向けた再審査の手続きに入ることを決めたと発表したタイミングでの、失効届けの提出でした。
花王が失効届けを出したため、再審査は行われないことになりました。
あまりのタイミングのよさに、「再審査されたくない理由」があるんではないかと疑ってしまいます。
消費者庁も、取り消されたから再審さしないではなく、今まで何年間もエコナを食べた消費者の立場になって、再度徹底的に調べます位のことをしても良いのではないでしょうか?
どちらかといえば企業よりの判断をする事が多かった、厚生労働省や農林水産省とかわり映えしないなぁ。
花王さん位大きなメーカーで、テレビ広告や新聞、雑誌広告などに大金をばら撒いているメーカーだと、圧力がかかりマスコミの報道もゆるいので、色々と調べられてボロが出る前ならウヤムヤに片付けられるだろうという自信があるのでしょう。
または、特保の再審査で問題点が判明すると認可した厚生労働省側の立場も悪くなりますので、特保の取り消しをすれば、再審査は行わないよとメーカーに入れ知恵した可能性も考えられますね。
当然弁護士さんなども交えて、会社にもっとも損失を与えない方法を模索しながらの出荷停止の判断だったり、特保取り消しの届出ですので、プレスリリースとして公表している事がらが全てとは思えないです。企業としての建前ではない本音の部分に何が隠されているのか気がかりです。

September 17, 2009

花王エコナを出荷停止

花王が、特定保健用食品「エコナ」シリーズの関連全商品を出荷停止としました。

対象商品リスト(PDF)

エコナ関連製品の一時販売自粛について(花王発表資料)

この度、『エコナ クッキングオイル』をはじめとするエコナ関連製品の一時販売自粛・出荷停止を行うことといたしましたので、お知らせ申し上げます。

最近、欧州を中心に、油脂中に含まれるグリシドール脂肪酸エステルの安全性について議論がなされていることを受け、当社においても、2009年6月中旬に分析を行った結果、『エコナ クッキングオイル』に、グリシドール脂肪酸エステルが含まれていることを確認いたしました。このグリシドール脂肪酸エステルは、油脂の製造工程における一般的な脱臭の過程で副生されるもので、パーム油等の精製植物油にも含まれていることが報告されています。
このグリシドール脂肪酸エステルについては、現時点までの情報、調査からは、安全性への懸念を明確に示す報告はありません。
しかし、一部の消費者の皆さま方におかれましては、一部の情報により、このグリシドール脂肪酸エステルの安全性に対する懸念や不安をお持ちの方がおられます。

当社は、消費者の皆さまにお届けする製品において、「安全性」の確保はもとより、「安心感」をもってご愛用いただけることを事業の基本姿勢としており、また、日頃より、そのための情報の開示にも努めております。こうした姿勢に則り、この度、製品中に含まれるグリシドール脂肪酸エステルを、消費者の皆さまに安心してお使いいただけるレベル(一般食用油と同等レベル)に低減できるまで、当該製品の一時販売自粛・出荷停止を行うことといたしました。
なお、エコナ関連製品、およびその主成分であるジアシルグリセロールの安全性については、これまで世界的に標準とされる試験法で多くの評価を積み重ね、科学的根拠と客観的な評価に基づき、安全性に問題のないことを確認しております。

ご愛用の消費者の皆さま方、お取引先、並びにご販売店の方々にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。

分析値(花王PDF)

「グリシドール脂肪酸エステル」は体内で発がん性のある「グリシドール」に分解される危険性が指摘されています。(どのようなメカニズムで分解されるのか解明されていないようですが・・・)
グリシドール脂肪酸エステルは、油脂製造時の脱臭過程で副生されるようですが、一般的な油と比較すると10~182倍多いようです。(上記分析結果では、エコナ91に対し一般油0.5~9.1となっています。)

脂肪酸の結合数を減らしたジアシルグリセロールがエコナの主成分ですが、体に脂肪がつきにくいというメリットがある変わりに、2つしか脂肪酸が結合していないんだから油と呼べないんじゃないか?とか、ジアシルグリセロールの安全性に疑問を持つ方も居るようです。

普通の添加物の入っていない(シリコーン程度なら大丈夫か)、大豆油、菜種油、紅花油、ひまわり油、ごま油などを選択し、中性脂肪などが気になる方は油の使用量を減らす気遣いをするほうが健康には良さそうです。

自分的には花王は石鹸、洗剤の会社というイメージ
油の取扱いには慣れているのかも知れませんが、エコナの製造方法を調べたら・・・、まぁもともと買う気は無かったのですが。

同じ特定保健用食品の油に日清オイリオのヘルシーリセッタというのもあるのですが、1つのグリセリンに 脂肪酸が3つ結合した食用油本来の分子の形とか長い食経験のある安心な成分などとエコナを意識した商品紹介をしています。
トリアシルグリセロール(日清オイリオ)
ただ全く問題が無い訳ではなく、ケトン体を生成しやすいとか色々問題があるんじゃないかと言う声もあります。

January 13, 2005

コエンザイムQ10ってなに

最近になって、コエンザイムQ10(CoQ10)って言葉を良く聞くようになった。

健康食品やダイエット食品ってものをあまり信用していないので、一体どんなものだろうかと調べてみた。

まず、健康食品の事ならココをチェック!!って感じで、「健康食品」の安全性・有効性情報(独立行政法人国立健康・栄養研究所)を見に行った。
ココは、にがりダイエットを否定する調査結果を発表したことでも有名な所、早速コエンザイムQ10で検索してみた。
コエンザイムQ10(「健康食品」の素材情報データベースへリンク)
コエンザイムQ10ってビタミンQの事だったと判りました。パッと見た感じ、安全性にも問題は無い様子(ただ妊婦さんと、授乳中の女性は安全性のデータが不足しているので避けた方が良いみたいですが)
上記リンク先で、注意事項に同意したページにある、すべての情報を表示をクリックするとすごく詳しい資料を見ることが出来ます。

ビタミンQは脂溶性のビタミン様物質(ビタミンに近い働きをしたり、働きを助ける物質)で、あじ、さば、ぶりや、レバー(牛、豚)に多く含まれている物質です。
2001年に厚生労働省が医薬品から食品へ区分を変更したので、食品としての使用が認められるようになりました。
糖質や脂質をエネルギーに換える働きを助けると言われています。

しらべてみると、発掘!あるある大事典2 第23回『老化から人類を救う!?CoQ10』9月12日(日)21:00~21:54放映で一気に人気が出た様子。
テレビの力って凄いですねぇ。ちょっと表現がオーバーな気もするのですが・・・

たまには、ちょっと踊らされて買ってみるかとか思ってみたりして。(話のタネにはなりそうだし)

コエンザイムQ10で楽天市場を検索した結果(たくさん有りすぎて何が良いのか悪いのかさっぱり判りません・・・)

July 30, 2004

健康食品ってなんだろう

健康食品がブームだそうですが、健康食品がどのようなものか説明出来る人は意外と少ないんじゃないかと思います。

説明が出来なくても仕方有りません。
それは、健康食品の明確な定義がないからです。

それでも、健康食品がどんなものかある程度の決まり事のようなものはあります。
1.普通の食品よりも健康によいと売られている食品。
2.食品素材から出来ていて、栄養成分を補給したり、健康によいと売られている錠剤やカプセルなど通常の食品とは形態の異なる食品。
3.バランスのとれた食生活が困難な場合においての2次的・補完的な食品。
通常の三度の食事で食べる食品じゃなく、医薬品でもないものとなります。
また、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)と区別するため、厚生労働省などでは、「いわゆる健康食品」と呼んでいます。

注意することは、健康食品はあくまで「食品」であるので、医薬品として認められているような効能効果を表示したり、広告することは認められていないという事です。
つまり、食品に対して医薬品と判断されるような表示などをした場合、医薬品としての承認や許可を取得せずに広告や販売をしたと判断され、薬事法違反となります。

また、効能効果に近い事を表示していながら科学的な根拠がないもの、通常の食品とかけ離れた高価なものもあるので、健康食品の購入前に一度冷静になって下調べをする事をお勧めします。

いわゆる健康食品の試買調査結果について(東京都健康局生活文化局)

表示広告等の検査結果
○ 表示・広告において関係する法令に明らかに違反するもの又は違反の疑いのあるもの(以下「違反等」という。)は、80品目中、76品目(95.0%)であった。(表1)
○ 関係法令中、違反等率が高かったのはJAS法の76.3%(対象80品目中、61品目)や健康増進法の75.9%(対象54品目中、41品目)であった。(表2-1、2-2)
○ インターネットによる購入製品は、全てに違反等があった。(表3)
○ 80品目中、61品目(76.3%)が、二つ以上の法令に違反等していた。
成分検査
○ 80品目中 9品目(11.3%)から医薬品成分を検出した。このうち7品目はインターネットにより購入した。
※ これらについて製品名等具体的な内容については、平成15年7月28日及び本日、別途公表した。

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ダイエット食品で・・・

中国製ダイエット食品で女性死亡、岩手県など回収指示

 岩手県は29日、仙台市内の食品輸入業者が輸入、販売した中国製のダイエット食品を服用していた県内の30歳代女性が死亡したと発表した。食品から国内では未承認の医薬品成分「シブトラミン」が検出されたことから、同県と、連絡を受けた宮城県は薬事法に違反するとして、両県内の販売店と輸入業者に販売の中止と回収を指示した。  岩手県によると、このダイエット食品は「V・L(ヴィーナス・ライン)21」。仙台市青葉区の「ランドエース」が2001年秋ごろから輸入していた。  女性は、7月4日に盛岡保健所管内の医療機関で死亡。医療機関から、女性が複数のダイエット食品を服用していたとの情報が寄せられたことから、県が調べたところ、V・L211カプセル当たり0・86―0・14ミリ・グラムのシブトラミンを検出した。女性の死亡がシブトラミンによるものかどうかは分からないとしている。  V・L21は、岩手や宮城県などのエステサロンや美容院で1万箱以上が販売されたとみられる。両県は、購入者に服用中止を呼びかけている。  シブトラミンは、アメリカなどで肥満症の治療薬として医薬品の承認を受けている。心拍数の上昇などの副作用があるとされる。中国製ダイエット食品をめぐっては、これまでもシブトラミンの検出が報告されており、厚生労働省は健康被害の恐れがあると注意している。(読売新聞)
はっきりと、このダイエット食品が原因と断定していませんが、可能性の一つとして疑われます。 販売の中止と回収を指示したのは、医薬品成分が含まれていたから薬事法違反というのが理由でしょう。 問題となったシブトラミンは、肥満症の治療薬となるようなので、摂取量とかにも問題があったのかもしれません。

July 22, 2004

健康食品って効くのだろうか・・・

健康食品って効くのだろうか・・・と疑問を持った方や、健康食品大好きって方にお勧めのホームページがあります。

独立行政法人 国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報っていうのがそれなんですが、何だか長くて難しいけど聞き覚えのある名前という方もいるかと思います。
そう、にがりの取りすぎに注意!!で取り上げた、「にがり」と「痩身効果」に関連性がないと発表した研究所です。


このページで、キーワードを入力という箇所に気になる健康食品の原材料名を入れ、検索するを押すと、仰々しい同意確認が出てくるので、納得したら同意します。
すると、まず簡単な概要の説明が出ます。
次にすべての情報を表示を押すと、循環器、肥満などの項目別に人に対する有効性や安全性の評価が書かれたページになります。

試しに知っている健康食品といわれる物(卵黄油やローヤルゼリーなど)を検索してみたのですが、安全性については十分なデータが見当たらないとか、有効性についての科学的な参考データは見当たらないって物も結構多かったですね。
自分はアロエのヨーグルト好きなんですけど、下剤としては有効とか書かれていたりしてちょっと悲しかったです。

文献検索した結果を客観的に記載しているだけで、実際にその研究所で研究した結果を発表した物じゃないのが残念なのですが、健康食品のメーカーや販売店は根拠も曖昧なままで○○に良いとか宣伝する傾向が強いので、このような客観的に解説してくれると非常に参考になると思います。

July 15, 2004

にがりの取りすぎに注意!!

「にがり」取りすぎ注意 ブーム過熱で国立栄養研

ダイエット効果があるとテレビや雑誌などで紹介され、健康食品としてブームになっている「にがり」について、独立行政法人国立健康・栄養研究所(東京)は14日、ダイエット効果の根拠がないとして、取りすぎに注意するようホームページで呼び掛けを始めた。(共同通信)

塩化マグネシウムの毒性は安全と言われていますが、経口摂取で下痢、非経口摂取で骨格筋弛緩、中枢神経系抑制などになるとも言われていました。また、医薬品(下剤)として実際に塩化マグネシウムを処方された事がある方も多いのではないかと思います。

ボケた話ですが、最初スーパーで大量ににがりを売っている光景を見た時、手づくり豆腐が流行ったかと思いました。それにしては、大豆が売っていないなぁと思いましたが・・・
結構自分の身の回りの人でも、そのまま飲んだり、ご飯を炊く時に入れたりしていましたが、それを聞く度にあんまりたくさん摂らない方が良いよと話したのですが、だいたい返ってくる声は、「だってテレビで健康に良いっていってるじゃん。」というものでした。
今回のしっかりとした研究所の発表で消費者がどのような反応をするのでしょうか?
突然スーパーの店頭から消えるとかするのだろうか・・・

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June 21, 2004

死亡例が報告されてコンフリー販売禁止

厚生労働省が14日に販売自粛と自主回収を業者に要請していたコンフリーですが、
シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて(その2)が18日に公開され、
「コンフリー及びこれを含む食品については、食品衛生法に該当するものとして販売等を禁止する」との情報提供が行われました。

コンフリーがどんなものかについては、厚生労働省の
シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて
の中にQ&Aがあるので参考にしてください。

健康食品って普通の人が食べないような物が高価で多く売られていますが、そんな怪しい物を高い値段を出して摂る位なら、品質のしっかりした美味しい野菜や、果物などをバランスよく食べて、適度に運動した方がよっぽど健康にいいと思うのだけど、これが○○に効くとか、××に良いって聞くと、適量を考えずにそればっかりにハマッテしまう人って多いですね。
また、今は健康ブームだそうで、たくさんの特定保健用食品や、栄養機能食品がありますが、無意味な気がする商品も多いです。
でも、特定保健用食品や医薬品じゃないのに、食品衛生法や薬事法に引っ掛かるような、効能とかが表示してある健康食品(健康食品って定義もあいまいですが)ほど、これホントなのかと疑問に思う物が多い気がします。(業者に騙されないように注意が必要かな?)

特定保健用食品や、栄養機能食品などの保健機能食品の制度については、
東京との食品衛生のホームページ
に詳しくまとめられているので興味のある方は参考にしてください。