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April 2011

April 27, 2011

自粛や制限を知っていてほうれん草を出荷

国の暫定規制値を超す放射性物質が検出され、千葉県による出荷自粛要請(3月31日~3日)・国による出荷制限(4月4日~22日)の対象となった千葉県香取市産ほうれん草を、農家10戸が匝瑳市の八日市場青果地方卸売市場に出荷(7885束)

ほうれん草なんて、そんなに持たないので、ほとんど家庭で消費されてしまったと思われます。
この事件で酷いのは、農家、青果市場共に、自粛や出荷制限の事を知っていたと言う事です。
出荷のピークを外してしまうと売り物にならなくなってしまうと言う農家の方の焦る気持ちもわかりますが・・・

千葉県は、厳重注意と商品のルート報告、商品回収の指示をしたって事ですが、それで終わり??

今回、千葉県にメールでタレこみ情報があって判明したそうですが、他にも発覚していないだけで出荷しちゃったということがありそうですね。
また、首都圏の小売店で売られたそうですが、どのように売られていたのかも気になります。
こういう事があると、市などの単位ごとに規制解除されても、実は制限地区のものなんじゃないかと疑われてしまいます。

April 21, 2011

出荷制限のほうれん草を販売

パルシステム生活協同組合連合会が、出荷制限対象となっていた千葉県産のほうれん草を販売していたことが判明しました。

千葉県多古町産のホウレンソウ計74束を、千葉、埼玉、群馬の3県の組合員70人に販売。
そのうち36束は消費済み。

回収したほうれん草から、検出された放射性ヨウ素131は70ベクレル、放射性セシウムは28ベクレル

イオンのサンチュは県の出荷自粛要請を、市と業者が守らなかった形でしたが、今回のほうれん草は、国の出荷制限がかかっていましたので、国が食品衛生法に定めている暫定規制値を下回っていることを検査で確認したとしても、食品衛生法違反(第六条  次に掲げる食品又は添加物は、これを販売し(不特定又は多数の者に授与する販売以外の場合を含む。以下同じ。)、又は販売の用に供するために、採取し、製造し、輸入し、加工し、使用し、調理し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。二  有毒な、若しくは有害な物質が含まれ、若しくは付着し、又はこれらの疑いがあるもの。ただし、人の健康を損なうおそれがない場合として厚生労働大臣が定める場合においては、この限りでない。 )となる可能性もありそうです。(保健所などがどのような対応をするのかわかりませんが・・・本当に口頭で厳重注意だけで終わりなのかな?)

放射性物質の検出に関わる農産物のお届けについてのお詫びとお知らせ(パルシステム生活協同組合連合会)

April 13, 2011

イオンが出荷自粛要請のサンチュを販売

イオンが千葉県が出荷自粛を要請していたサンチュを販売していたことが判明しました。

千葉県旭市産のサンチュ
3月30日~4月7日まで、約2200パック販売

販売店舗
東京都7店、神奈川県9店、千葉県23店、埼玉県6県、茨城県10店、栃木県1店、山梨県1店

千葉県旭市産サンチュ(つつみな)に関するお客さまへのお詫びとお知らせ (9KB) [ イオン(株) ]

判明後弊社は、該当する商品を売場から撤去するとともに検査を依頼し、その結果、当
該商品に含まれる放射性物質の量は、国が食品衛生法に定めている暫定規制値を下回って
いることが確認できております。
なお、千葉県旭市産のサンチュ(つつみな)は、4 月4 日に、国の原子力災害対策本部か
ら「原子力災害対策特別措置法第20 条第3 項」に基づく出荷規制の要請が出ておりますが、
同要請が出て以降に千葉県旭市産のサンチュ(つつみな)がイオン各店舗に出荷された実
績はないことが確認できております。

検査を行い暫定規制値を下回っていたというなら、具体的な数値を示して欲しいものです。
また、7日まで販売って事は、8日には判って撤去したってことですから、その時に発表出来なかったのかと思います。こんな6日も経ってからじゃ食べちゃってるじゃんかよう・・・
消費が早いと予想できる生鮮野菜なんだからねぇ。
ちなみに原子力災害対策本部から出荷規制の要請が出たのは、確かに4月4日です。

指示の内容
次の市町において産出された以下の品目について、当分の間、出荷を控えるよう関係自治体の長及び関係事業者等に要請すること。
対象となる市町及び農産物
香取市及び多古町:ホウレンソウ
旭市:ホウレンソウ、チンゲンサイ、シュンギク、サンチュ、セルリー及びパセリ

ただ、3月20日には、千葉県が農協などに出荷自粛を要請していたそうです・・・
農協を通さず、農家→青果卸業者→イオンと流通したそうなのですが、農家や卸業者が出荷自粛要請を知らなかったとは思えないです。
まぁ、イオンのチェック不足もあって、店頭にならんだと思うのですが、こんな事が起こるようだと、怖くて千葉や福島、茨城の野菜が買えないです。
ポジティブに捉えようとすれば、原子力災害対策本部から出荷規制の要請が出た場所の野菜はストップする事が出来たって見方も出来ますが・・・
県の自粛要請はすり抜けられるってことでもあるので・・・

April 06, 2011

放射性ヨウ素の魚介類に関する暫定基準値が決定

放射性ヨウ素の魚介類に関する暫定基準値が決定しました。

野菜類と同じ基準の、1キロ・グラム当たり2000ベクレルとなりました。

茨城県沖で獲れたコウナゴから4080ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたため、急きょ基準が定められる事になったのですが・・・

放射性ヨウ素は、半減期が短いから魚から高濃度で検出されることがないとか、魚介類の体内で濃縮されることがないとか、色々偉そうな事を言っていた方が居たような気がしますが、高濃度の放射性物質を含んだ水を海に垂れ流して問題ない訳ないだろうと・・・
水素爆弾などの実験で海に放射性物質が・・・と言うことは、昔ありましたが、実際にこれほどの放射性物質が駄々漏れになったことって無いと思われますので、しっかりとモニタリング検査を行って欲しいですね。(魚以上にわかめ、昆布
また、潮の流れなどもあるていどシミュレーション可能なのですから、どのように放射能を含んだ海水が拡散していくのかの予想も隠さずに公開していって欲しいと思います。

放射能と魚類

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April 04, 2011

食品などの暫定規制値は見直し無し 

厚生労働省は、食品や飲料水から摂取する放射性物質の暫定規制値を見直さない方針を固めました。

野菜の出荷停止などの指示を受けた福島県、茨城県など8都県知事が、規制緩和を求めていましたが、現行の暫定規制値が妥当との判断になったようです。

暫定規制値(1キログラムあたりのベクレル値)
放射性ヨウ素
飲料水、牛乳・乳製品     300 (乳児100)
野菜類(根菜・いも類を除く) 2000
放射性セシウム
飲料水、牛乳・乳製品        200
野菜類、穀類、肉、卵、魚、その他 500

April 02, 2011

福島産牛の放射性セシウム検出は検査ミスか?

福島県天栄村産の牛肉(もも肉)H23年3月15日採取から、放射性セシウム134 210Bq/kg、セシウム137 300Bq/kgが検出され、念のため、再検査を行うとされていた件ですが、再検査の結果、不検出との報告がありました。

当初の検査結果PDF

厚生労働省では、検査過程を検証中との事ですが、ある程度の迅速性も求められる検査ですが、大切なことなので間違えましたでは済まない重大な失態だと思います。
まぁ、こうなった元凶である東京電力の発表する数値も間違い、訂正が多すぎて、本当の数値を発表しているかも疑わしいような状況ですが・・・

ちなみに食肉・卵・魚・その他の暫定基準値ですが、放射性セシウム(134と137の合計値)が500Bq/kg以上、ヨウ素131は規制値設定なし、ウラン100Bq/kg以上、プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種10Bq/kg以上となっています。

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