July 2016
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

« 静岡産の牛を近江牛と履歴偽造 | Main | 食品安全委員会の一部委員が政府方針に疑問を表明 »

May 18, 2005

近江牛の飼育履歴偽装

TB法「厳しい」と不満 近江牛偽装中川容疑者 二男も容疑で逮捕

 肉牛の飼育履歴を偽り「近江牛」として出荷したとされる事件で、滋賀県警に牛肉トレーサビリティ法(TB法)違反容疑などで逮捕された近江肉牛協会副会長の家畜商中川昭八容疑者(72)が16日までの調べに対し、「TB法は厳しい法律だ」という趣旨の供述をしていることが分かった。関係者によると、同容疑者は昨年12月まで理事を務めていた日本家畜商協会(東京都)でも「厳しい法律で、現場として対応が難しい」と話していたといい、飼育履歴を管理する同法に不満を持っていたとみられる。  肉牛は、最も長期間飼育した場所を産地として表示することになっている。近江肉牛協会は、滋賀県内で短期間でも飼育すれば「近江牛」として出荷することを認めているが、その場合も、最も飼育期間が長い場所を併記しなければならない。  中川容疑者は虚偽データを入力した2日後に、この牛を東京の市場に出荷している。東京では、「近江牛」になるとキロ当たり約200円高く売れるといい、県警は、滋賀での飼育期間が最も長かったように偽り、「近江牛」と強調して高値で売ろうとしたのではないかとみて、詐欺容疑でも調べている。     ◇  滋賀県警生活保安課と東近江署などは16日、牛肉TB法違反などの疑いで、中川昭八容疑者の二男の家畜商手伝い中川智晴容疑者(40)=東近江市聖徳町=を新たに逮捕した。調べでは、智晴容疑者は昭八容疑者と共謀して2004年11月16日、特定独立行政法人「家畜改良センター」(福島県)の台帳に、電話の自動音声応答システムを利用して、同年10月25日に静岡県の家畜市場から購入した肉用牛1頭の譲り受け日を03年12月3日と偽って入力した疑い。 (京都新聞)


近江牛偽装:ブランド揺るがす問題に 関係者に波紋「業界ぐるみと疑われる」 /滋賀

 ◇関係者に波紋広がる  「近江牛」の個体識別情報を偽装したとして、近江肉牛協会副会長、中川昭八容疑者(72)がトレーサビリティー法(牛肉履歴管理法)違反容疑などで県警に逮捕された事件は、近江牛ブランドを揺るがす問題として、関係者に波紋を呼んでいる。逮捕後、最初のウイークデーとなった16日、農水省滋賀農政事務所が県畜産課に状況を説明するなど、関係者は対応に追われた。県警はこの日、中川容疑者を大津地検に送検した。【小松雄介、深尾昭寛、蒔田備憲】  トレーサビリティー法は、01年に国産牛で初めてBSE(牛海綿状脳症)感染が確認された際に牛の履歴をたどるしくみがなく、牛がどの農場で育ったかの特定にも時間がかかった反省から、03年12月に施行された。  生産者に対し、すべての国産牛の耳に10けたの個体識別番号を記した「耳標」を付けることを義務付け、耳標の取り外しや個体番号の識別を困難にする行為を禁止している。個々の牛の▽生年月日▽生産地▽種別▽移動歴――など14項目について、独立行政法人家畜改良センターがデータベースにして管理している。  近江肉牛協会では、国の制度に対応する形で、「近江牛」の産地表示を進めていた。そうした中で、協会幹部に不正の疑いが発覚。業界関係者は「畜産業界のトップクラスが『ごまかし』をしたとなれば、業界ぐるみでやっているのではないかと、疑いを持たれかねない」と懸念する。  関係者によると昨年秋ごろから、中川容疑者が「商売をやめるのではないか」とのうわさが広まっていた。また、近江肉牛協会事務局の県畜産課によると、中川容疑者は昨年11月、体調不良を理由に辞職の意向を示していたという。  同県東近江市のスーパーで牛肉を買っていた主婦は「(表示によって)安心して買っているのに、信頼を裏切るようならもう買わなくなる。あれだけ騒がれて、なぜまた問題が出てくるのか」と憤った。

5月17日朝刊
(毎日新聞)


履歴管理が厳しくなり犯行 逮捕の家畜商が動機供述

 静岡県産の牛を近江牛と偽装、販売したとして逮捕された滋賀県の家畜商中川昭八容疑者(72)が、滋賀県警の調べに「牛肉トレーサビリティー法ができてから、県外で仕入れた牛を近江牛として売れなくなり、仕方なくやった」と動機を供述したことが17日、分かった。  県警は、同法により肉牛の生産履歴の管理が厳しくなったことが犯行につながった可能性があるとみて調べている。  同法は、牛海綿状脳症(BSE)の発生などを受け、消費者に食肉の安全性を証明することを目的に、2003年12月から生産者段階で施行。  中川容疑者が副会長を務める近江肉牛協会は、これに先立つ03年2月から、それまで一律だった近江牛の表示を改め、県外が主な飼養地の牛には「近江牛」の表示に加え、産地を併記することを定めたが、協会内部にも反対の声があったという。 (共同通信)

注目するべきは、最後の記事の

「牛肉トレーサビリティー法ができてから、県外で仕入れた牛を近江牛として売れなくなり、仕方なくやった」
という供述。
トレーサビリティ法が出来るまでは、ずっとそうやって他の地域で育てていた牛を一瞬だけ手元に置いて近江牛にして高く売って儲けていたってことなんでしょうか?
滋賀県内で短期間でも飼育すれば「近江牛」として出荷することを認めている近江牛協会副会長の犯行だけに、業界ぐるみと疑われるのは当然かも・・・・県外で仕入れた牛を近江牛として売って商売していた事を知っていたから、商売をやめるのではという噂が出たとしか思えないのですが・・・
こういった不正が出来ないようにするのもトレーサビリティ法の目的の一つだった訳で、今までインチキをして儲けていた人が厳しい法律だと文句を言うのは見当違いもはなはだしいと思うのですが。

« 静岡産の牛を近江牛と履歴偽造 | Main | 食品安全委員会の一部委員が政府方針に疑問を表明 »

産地偽装関連」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 近江牛の飼育履歴偽装:

» 世界は形作れる、その気があるところまで [恵比寿法律新聞]
近江牛偽装で新たに逮捕 牛の個体識別情報を偽造(産経新聞) 通称、牛肉トレーサビ [Read More]

« 静岡産の牛を近江牛と履歴偽造 | Main | 食品安全委員会の一部委員が政府方針に疑問を表明 »