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April 16, 2005

北朝鮮産アサリが国産になった過程が判明

北朝鮮産アサリ、5業者転々「国産」に…適正表示要請

 北朝鮮産アサリの産地不正表示問題で、農林水産省が九州の2業者に改善を指示したアサリは、輸入後の流通過程で五つの業者を経由する間に、産地表示が中国産から無表示、さらに国産へと変わっていったことが、同省の調査や関係者の話で分かった。  北朝鮮産アサリについては、昨年1年間で約3万2000トンが輸入されながら、店頭などで「北朝鮮産」がほとんど見られない状況が続いている。同省は、全国で貝類の流通や小売りにかかわっている19の業界団体に対し、輸入アサリの産地の適正表示を要請した。  農水省は1月からアサリの産地表示調査を全国で実施。福岡県久留米市の小売店で「熊本産砂ヌキアサリ」と表示された産地不明のアサリが見つかったことから、同省が流通ルートをさかのぼって調べた。  その結果、問題のアサリは、民間輸入業者「福岡県魚市場」(福岡市)が北朝鮮から中国の業者を介して輸入、2月までの約1年2か月間に計約8000トンを仕入れ、うち1000トン余が卸売業者(福岡県)に販売されたことが分かった。  その際、「海州(ヘジュ)」など北朝鮮の地名が産地として表示されていたが、卸売業者は、鮮度回復や出荷調整を行う蓄養業者(同)に対し、これを「中国産」として引き渡していたことも判明した。  アサリはその後、蓄養業者から産地表示のない状態で別の卸売業者(同)に渡り、さらに複数の小売業者に販売された。  このうち久留米市の小売店を経営する「あんくるふじや」(佐賀市)が、一部の中国産アサリとともに計1280キロを「熊本産」として売っていた。日本農林規格法(JAS法)に基づく適正な国名表記は、どの過程にも見られなかった。  福岡県魚市場は、読売新聞の取材に「北朝鮮産アサリに関しては、地名を表示して商談をしている。国名を併記すべきだったが、(北朝鮮産であることを)隠してはいない」と説明。  同社からアサリを買った卸売業者は、農水省などの調査に「北朝鮮産と思ったが、納入先の蓄養業者に中国産とするよう言われた」と話し、蓄養業者は「中国産と思った」と説明しているという。  また、蓄養業者から仕入れた卸売業者は取材に対し、「中国産として売った」と話すが、この業者からアサリを仕入れたあんくるふじやは、「仕入れの時に『中国産だが、熊本県で養殖したから熊本産でいい』と説明され、信じた」と話し、説明は食い違っている。  こうした流れに対し、東京・築地市場の卸売業者は「原産国名の表記がない時点でおかしいと思うべきだ。取引全体がずさんだ」と指摘している。同省は1日、福岡県魚市場とあんくるふじやに改善を指示した。  北朝鮮産アサリは、輸入後に複数の卸売業者が介在したり、出荷調整などで国内の干潟にいったん蓄養したりするなど、今回のような流通ルートをたどることが多く、不正表示がどの段階で行われたかは把握しづらい。  アサリの昨年の全輸入量のうち「福岡県魚市場」が輸入したのは約2割で、今回判明したルートは一部に過ぎないのが実情だ。  ◆アサリの産地表示調査=農水省が全国の約1300の小売店で1月15日から実施。約1700の商品について、仕入れ伝票と突き合わせるなどして、アサリの産地表示が適正かどうかを調べた。その結果、アサリの国内消費量の約4割を占めるはずの北朝鮮産アサリと表示されたものは、2商品しか見つからなかった。 (読売新聞)

なんというか、誰が悪いかと言えば全員悪いですね。
お互いに罪をなすり付けてると言うか・・・
今回は話題の北朝鮮産って事で大きく報道にも取り上げられ、農林水産省も詳しく調査をしましたが、ほとぼりが冷めると中国産などを国産として産地偽装する業者もあるかもしれませんね。

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