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February 21, 2005

無毒化ふぐの肝は安全か

無毒化フグ肝、安全性めぐり賛否両論…佐賀県と国対立

 フグの肝を食べても大丈夫かどうかという内閣府食品安全委員会の審議が、長期戦の様相を呈している。  長崎大が開発した“無毒トラフグ”を観光資源にしようと、佐賀県と同県嬉野(うれしの)町が、肝の食用禁止規定から除外してもらう「特区」を国に申請、同委が安全性を見極めているが、同委では、「フグ毒には解明されていない部分もある」と慎重意見が支配的。  片や、県などは「安全性は証明されている。『フグは食いたし……』の言葉通り、需要は多いはず」と譲らない構えだ。  「海底付近の毒を含んだ細菌を食べたヒトデなどを、さらにフグが食べることにより、本来は無毒なフグが毒を持つようになる」との仮説に基づき、長崎大の研究グループは、海底から離した閉鎖いけすや陸上のいけすを使い、食物連鎖を断った状態で計約5000匹のトラフグを養殖。その結果、毒を持ったフグは1匹もいなかった。研究の成果は、英国の科学誌ネイチャーにも掲載された。  この無毒フグに目を付けたのが、温泉客の減少に悩む嬉野町。「日本3大美肌の湯とされる温泉と、フグ肝料理を組み合わせ、町おこしの起爆剤に」と、昨年6月、県とともに、食品衛生法のフグ肝食用禁止規定の適用外にしてもらう「ふぐ肝特区」を内閣府に申請した。  一方、フグ肝によるとみられる中毒事故は後を絶たないのも事実。厚生労働省によると、2000年以降も年間50人前後が、釣ったフグを自分で調理するなどして食中毒にかかり、02年には6人、03年には3人が死亡した。  内閣府から照会を受けた同省は当初、「無毒化の仕組みを証明できていない」と、門前払いだった。  これに対し、佐賀県などは「国は研究データに全く理解を示そうとしない」などと反論、“フグ肝論争”に発展し、最終的に食品安全委の専門家が判断することになった。  1月31日に開かれた同委の「かび毒・自然毒等専門調査会」では、長崎大水産学部の荒川修教授らが、無毒フグを生産する仕組みを解説。県側も無毒フグにICタグ(電子標識)を付けるなどして、流通過程で有毒フグが混入しないようにする案を示した。  しかし、委員からは「食物連鎖だけでフグに含まれる大量の毒を説明できるのか」など、県側の資料への疑問点が相次いだ。  佐賀県の担当者は「委員の疑問には、科学的データを提示してきちんと答えていく」と話しているが、食品安全委のお墨付きをもらう道のりは険しそうだ。  ◆フグ毒=正体はテトロドトキシン(TTX)と呼ばれる神経毒。呼吸中枢をマヒさせる作用がある。1グラムで約500人分の致死量といわれ、生物毒の中では最強の部類に入る。 (読売新聞)

食品安全委員会(第77回:平成17年1月13日)議事録[PDF](食品安全委員会)

食品安全委員会の議事録に詳しい検討内容が載っていました。
やはり、猛毒のテトロドトキシンに関する事なので、慎重な意見が多いですね。
実験段階で大丈夫でも、長年養殖している間に1匹でも有毒なふぐが出てしまったら、食べた人が亡くなる可能性が非常に高いので、簡単に安全ですとは言えないですよね。
また、マウスによる実験結果だけで、喫食の歴史や人による実験結果も無い物をいきなりお客に出すってのは急ぎすぎじゃないかとも思いました。
中毒になっても、食べた本人と調理した施設の責任にするって事で、10年位佐賀県の職員とかに食べさせ続ければ食品安全委員会も折れるかな?その前に調理施設が食品衛生法違反でやられるかも知れませんが・・・
一つ気になる事は、長崎大の研究グループと教授は、このふぐの肝食べてみたのでしょうか?(色々検索してみたのですが、食べたレポートは見つからなかったです。)
実験の結果はあくまでも実験の結果です。
本当に商売として養殖するのとは色々と条件が異なってくる事もあると思います。
マウス実験で大丈夫と言われても、そんなもの食べる気にもならない自分の感覚って変でしょうか?

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