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December 15, 2004

日本海側のスギヒラタケに毒性

<謎の急性脳症>スギヒラタケ、日本海側産に毒性

 食用キノコのスギヒラタケを食べた腎障害の患者らが急性脳症を発症した問題で、キノコの毒性には地域差があり、日本海側産の方が強いと見られることが高崎健康福祉大の江口文陽教授(栄養学)の動物実験で分かった。理由は分かっていないが、日本海側に発症例が集中した状況と一致する。日本海側産から抽出した成分の経口投与で腎不全ラットが死ぬことも初めて確認した。
 江口教授は今年10~11月、日本海側の山形、新潟、京都と、日本海に面していない長野、群馬、三重の各府県でスギヒラタケを採取した。煮沸して成分を抽出し、それぞれ5匹ずつ、マウスの腹部に注射した。
 日本海側産の成分を投与したマウスはまぶたの震えなどを起こし、14時間後にはすべて死んだ。何らかの成分が中枢神経に作用したとみられる。一方、日本海側産以外の成分を投与したマウスは一匹も死ななかった。
 人工的に腎不全にしたラットに京都産の成分を経口投与する実験では5匹すべてが死んだが、群馬産では死ななかった。投与量は人間が一度に食べる平均量の約6倍に相当する量だった。
 日本海側のスギヒラタケは水分含有量が95~96%あったが、他地域産は92%で平年並みだった。
 江口教授は「キノコは水分含有量の違いで成分が変化することがある。日本海側は今年、雨が多く、毒性を持つ変異が起きた可能性もある」と話している。【江口一】(毎日新聞)

スギヒラタケ毒性に地域差 高崎健康大が実験で確認

 急性脳症を引き起こす可能性が指摘されているスギヒラタケの毒性は日本海側産が強く、産地によって差があることを14日までに、厚生労働省の「急性脳症多発事例にかかる研究班」メンバーの江口文陽・高崎健康福祉大教授(キノコ学)が動物実験で確認した。
 マウス腹部内への投与で致死性を確認した実験はあったが、江口教授は腎不全のラットなら口からの大量摂取でも死ぬことを初めて確認した。人間への毒性は依然明確でないが、日本海側を中心に腎機能障害のある人に脳症発症が相次いだこの秋の傾向と一致した。
 江口教授は「原因物質は分からないが、日本海側の多雨で成分が変異した可能性もある。キノコの生態や遺伝子から地域差の原因を解明したい」としている。
(共同通信)

スギヒラタケ(林野庁)

山で採ったキノコを食べるのって気をつかいます。
年(天候)によって形も微妙に違うし、採りに行く山が変わればまた微妙に形が違うなんて当たり前です。
実際ある地方では、毒キノコとして食べないキノコを食べる地域があったりしますし。
出来れば地元の詳しい方と一緒に行くことをお勧めしたいですね。
自分はよくウラベニホテイシメジってのを採ったのですが、クサウラベニタケって良く似た毒キノコがあり悩まされました。一目で区別がつく年があったと思ったら、分かり難い年があったりとスリル満点だった記憶があります。
今回のスギヒラタケの場合は、突然ある地域の物が毒性を持った可能性が出てきました。原因物質が何かや、どうして毒性が強くなったのかは判っていませんし、今年だけなのか、今後も毒性を持ち続けるのかも不明なのでしばらくの間は喫食を控えた方が良さそうです。

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