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August 19, 2004

魚介類(マグロ)のメチル水銀含有で検討会

新基準なら許容量3分の1 魚のメチル水銀で試算公表

妊婦が食べても大丈夫なメバチマグロの量は新しい国際基準では1週間に約86グラムと国内基準の約3分の1-。食品に含まれる微量のメチル水銀が胎児に悪影響を与えると指摘されている問題で厚生労働省は17日、魚介類に関する1週間の耐容摂取量の試算結果を薬事・食品衛生審議会専門部会で明らかにした。
 この問題で国際専門家会議が昨年、メチル水銀の耐容摂取量の基準を引き下げたため厚労省は国内基準を再検討中。試算結果について同省は「具体的検討に入る際の基礎データ。多くの仮定に基づいており、精査する必要がある」としている。
 耐容摂取量は胎児への影響と水産庁がまとめた魚種別のメチル水銀濃度を基に計算。魚以外の食品からもメチル水銀を摂取すると仮定した。(共同通信)

メチル水銀影響 大型魚摂食制限見直し論議がスタート 厚労省

 魚介類内のメチル水銀が人体に与える影響などを検討する厚生労働省の薬事・食品衛生審議会が十七日、大型魚の摂食制限の見直し論議を本格的にスタートさせた。同省は昨夏、妊婦を対象に、メカジキなど一部魚種の摂食注意を打ち出したが、今回の焦点はそのとき対象外となったマグロの扱い。同日の会合で日本で消費量の多いマグロも規制対象となり得るデータが明らかになったことは、水産業界のみならず国民全体にとって大きな意味を持つ。
 同省は今後、健康への影響の許容量であるメチル水銀の耐容摂取量の審議を依頼している内閣府食品安全委員会の結論を待ち、摂食注意の内容を審議する方針。メチル水銀の低濃度暴露問題への日本の対応は、水俣病を経験していながら欧米に比べ遅れが指摘されてきただけに、審議の行方が注目される。
 今回の見直しは、日本政府が自主的にというより、海外の動きを受けた。国際専門家会議が昨年、メチル水銀の耐容摂取量の基準を従来の半分に引き下げたうえ、欧米では摂取注意の対象魚種にマグロを含める国も出てきた。胎児への影響が心配される妊婦だけでなく、健康被害を受けやすい乳幼児や小児まで広げて注意を喚起する国も相次いでいる。
 同省は七月末、食品安全委に対し、(1)メチル水銀の耐容摂取量の設定(2)胎児や小児などのハイリスクグループに関する検討を依頼。同時に、含有水銀量が高いとされるマグロを含む摂取注意事項の見直しに着手した。
 同日の審議会では、同省だけでなく、水産庁や自治体など各種団体が実施した魚介類の水銀濃度調査が報告された。それによると、既に妊婦の摂食注意対象となっているメカジキ、クジラ類、キンメダイ、サメの四魚種のほかにも、一部のマグロ類を含む十八魚種の水銀濃度が国内規制値(総水銀0・4ppm、メチル水銀0・3ppm)を上回っていることがあらためて確認された。一部のマグロ類を含め、何らかの摂食制限の必要性があることも分かった。
 同省は試算データを「対象魚の選定など不確定要素が多く、即見直しにつながるものではない」と説明。審議会でも「マグロは食する人の幅が広い。平均論ではなく、実態を踏まえた視点が大切」との指摘があった。
 実際、国民栄養調査からも、マグロを食べる人は他魚種より多く、ツナ缶から刺し身まで食べ方や摂取量も多様。それだけに、食生活に深くかかわる商用魚種を、食の安全面からどう扱うかという難題が突き付けられた。
 同省は当面、この問題を広く理解してもらうため、九月十七日に消費者らを対象にしたリスク・コミュニケーション(意見交換会)を開催。今回の試算データや対応方針についても同省のホームページで公開する。
 同問題に携わってきた国立水俣病総合研究センターの坂本峰至・疫学研究部調査室長は強調する。「最も大切なことは国民に正確な情報を提供し、マグロについてもきちんと議論することだ。魚介類は栄養の供給源であり、偏った摂取でなければ問題はない。いたずらに魚を不安視するのではなく、リスクを正確に理解して食生活に生かしてほしい」(熊本日日新聞)

魚介類中の水銀濃度調査結果について (水産庁)
水銀を含有する魚介類等の摂食に関する妊婦等への注意事項の見直しの検討について(概要)(平成16年8月現在) 医薬食品局食品安全部基準審査課
水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項の見直しの検討について(Q&A)(平成16年8月現在) 医薬食品局食品安全部基準審査課

昨年、メカジキなどに他の魚介類と比較して水銀が多く含まれているとして、妊婦の方、その可能性のある方に、摂食の量と頻度について注意するようにとの指導が行われました。
薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品・毒性合同部会(平成15年6月3日開催)の検討結果概要等について

妊娠している方又はその可能性のある方ついては、魚介類等の摂食について、次のことに注意することが望ましい。
 これまで収集されたデータから、バンドウイルカについては、1回60~80gとして2ヶ月に1回以下、ツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ及びサメ(筋肉)については、1回60~80gとして週に1回以下にすることが望ましい。
 また、メカジキ、キンメダイについては、1回60~80gとして週に2回以下にすることが望ましい。

その後行われた国際専門家会議(JECFA)で、発育途上の胎児を十分に保護するためとして、暫定的耐容週間摂取量(PTWI) 3.3μg/kgが1.6μg/kgに引き下げられたことや海外で基準を定めた国が多くなった事から、見直しを行うことにしたという事です。
海外では、妊婦の方だけでなく、授乳中の女性や、乳幼児、小児も対象とした国もあるそうですので、日本がどのような基準を定めるか注目されます。(一般成人では、この程度の水銀の量なら問題ないようです。)

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