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July 25, 2004

トレサビリティってなんだろう

テレビや新聞などの報道でも、食品の話題のなかに、トレサビリティという言葉が良く出てくるようになりました。

トレサビリティは、trace(追跡)とability(可能)を合わせた造語です。トレーサビリティーともいいますが、直訳すると追跡できる可能性とでもなるでしょうか。

どうしてこのような言葉が注目を集めるようになったのでしょうか。
それは、BSEが国内で発生した時に、大きな問題となった事柄に関係があります。
BSEが発生した時、店頭で売られている肉が、どのような流通を通ったのか、どこで食肉に加工されたのか、肉になった牛はどこで産まれ育ち、どの様な物を食べて育ったのかを遡って調べることが出来ませんでした。
どうしてそれが問題になったかというと、どれが安全でどれが危険かを後から調べることすら出来なかったという事です。
その反省から、生産から、流通、販売まで、詳しい履歴が分かるようにし、製品に使われた原材料を特定出来るシステムと安全性を確認した原材料を使用した事を証明出来るシステムとしてトレサビリティが注目されました。

まず、BSE対策の一環として牛のトレサビリティ制度が義務化されました。

◆牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法
法律によって義務付けられ、実施されるトレーサビリティ制度の内容
[1]全ての牛に対して、出生と同時に、1頭ごとに、生涯唯一の個体識別番号(10桁の数字)を印字した耳標を装着します。
[2]牛の出生からと殺又は死亡までの間の管理者や飼養施設の異動等の記録をします。
[3]と殺された牛が、牛肉として消費者に販売又は提供されるまでの間において、牛肉に付けられた個体識別番号の伝達と流通業者による売買等の記録をします。
[4]牛肉を販売したり、牛肉を主体とした料理(焼肉、しゃぶしゃぶ、ステーキなど)を提供する場合には、牛の個体識別番号を表示します。
[5]これによって、消費者は牛の個体識別番号を頼りに牛の出生までの履歴を追跡することが可能となります。

最近では、スーパーなどの店頭で、売られている牛の証明書や、トレサビリティの履歴が見ることが出来る所が増えています。
イオン 国産牛肉安心確認システム(国産黒毛和牛のみ)


このトレサビリティという方法は、原材料に問題が発生した場合、どれに原材料が使用されたか、どこに出荷されたのか追跡出来るため、商品の回収が最小限で済むなど企業側にもメリットがあります。(システム導入費が莫大にかかりますけど・・・)
また、消費者に商品の安全性をアピールする事が出来る効果もありますので、トレサビリティを行っている会社は積極的に情報を公開する傾向があるようです。
ちばコープ トレーサビリティー情報


最近の流行としては、非接触型ICタグ(電子荷札)などを使用したトレサビリティシステムの実験結果がアピールされています。(非接触型ICタグの判りやすい実用例はNTTドコモのお財布携帯FeliCaでしょうか。)
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